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きょうの国内市況(4月13日):株式、債券、為替市場

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●日本株連日の安値、米大統領のドル高けん制と極東有事-資源中心売り

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  東京株式相場は3日続落。トランプ米大統領のドル高けん制発言や朝鮮半島有事への警戒で為替が5カ月ぶりのドル安・円高水準に振れ、企業業績への懸念から電機など輸出株、鉄鋼など素材株、銀行など金融株中心に売られた。商品市況の下落を材料に、石油や商社など資源株は業種別下落率で上位。

  TOPIXの終値は前日比11.23ポイント(0.8%)安の1468.31、日経平均株価は125円77銭(0.7%)安の1万8426円84銭。両指数とも連日で年初来安値を更新。

  ちばぎんアセットマネジメントの加藤幸祐運用部長は、「地政学リスクで市場センチメントが悪く、日米経済対話も控える中でのトランプ米大統領発言というタイミングがさらなる円高を招いた」と指摘。為替が1ドル=105ー110円のレンジに移行すれば、「今期業績の最終的な着地に対する業績上方修正期待が完全に消えかねない」と懸念を示した。

  • 東証1部の売買高は19億5868万株、売買代金は2兆2590億円
  • 値上がり銘柄数は543、値下がりは1374

  東証1部33業種は石油・石炭製品、鉄鋼、鉱業、卸売、保険、銀行、非鉄、機械、電機など30業種が下落。電気・ガス、水産・農林、パルプ・紙の3業種は上昇。売買代金上位では、東芝や三井物産が安く、今期も収益性は低位にとどまるとメリルリンチ日本証券が指摘したイオンも売られた。石川製作所など防衛関連銘柄は急反落。半面、ペプチドリームや関西電力、ニプロは高く、最新ゲーム「アナザーエデン」の出足好調のグリーは急伸した。

●長期金利が一時5カ月ぶり低水準、米大統領発言と地政学リスクで

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  債券相場は続伸し、長期金利は一時5カ月ぶりの水準に沈んだ。トランプ米大統領の発言を受けた米債高の流れを引き継いだことに加えて、北朝鮮をめぐる地政学的リスクを背景に買い圧力が強まった。半面、午後の取引終盤にかけて高値警戒感などから売りが優勢となり、相場は伸び悩んだ。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の346回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値から0.5ベーシスポイント(bp)低下の0.01%で取引を開始。一時は0.005%と、新発債として昨年11月17日以来の水準まで切り下げた。その後は0.025%に戻して推移している。

  メリルリンチ日本証券の大崎秀一チーフ金利ストラテジストは、「北朝鮮をめぐる地政学的リスクはなかなか終息せず、長引きそうだ」と指摘。30年債入札については、「地政学的リスクを受けた金利急低下の中で、どれだけ需要が集まるか懸念があったが、テールも流れることなく、しっかりした結果だった」とし、「安心感が広がった」と言う。

  長期国債先物市場で中心限月6月物は前日比10銭高の151円00銭で寄り付き、一時は151円15銭と、中心限月としては昨年11月以来の高値を付けた。引けにかけて伸び悩み、結局1銭高の150円91銭で取引を終えた。

  財務省がこの日に実施した30年利付国債の入札結果は、最低落札価格が100円05銭と、市場予想99円90銭を上回った。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.08倍と前回3.14倍からやや低下。小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は7銭と、前回の19銭から縮小した。

●ドルは109円前半、米大統領発言で一時200日線割れる場面も

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  東京外国為替市場のドル・円相場は約5カ月ぶり安値から反発。トランプ米大統領の発言や北朝鮮情勢など地政学的リスクを受けて一時200日線を割り込んだが、午後には米長期金利の持ち直しなどを背景に1ドル=109円台を回復した。

  午後4時40分現在のドル・円は前日比0.1%高の109円09銭。トランプ発言でドルが急落した前日の海外市場の流れを引き継ぎ、午前11時前には108円75銭を通る200日線を割り込み、一時108円73銭と昨年11月17日以来の安値を付けた。一方、午後はドル買い・円売りが優勢となり、一時109円24銭とこの日の日中高値を付けた。

  トランプ米大統領は、ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙との12日のインタビューで、「ドルは強くなり過ぎていると思う」と述べ、強いドルが米企業の競争力を損ねていると指摘。また、来年2月に任期切れを迎えるイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長を「好感し尊敬している」と述べた上で、再指名について「極めて尚早だ」と付け加えた。「低金利政策が好ましいと、私は正直に言わねばならない」と語った。

  ソシエテ・ジェネラル銀行の鈴木恭輔為替資金営業部長は、トランプ大統領の発言は「いきなり出てきたのでショッキング」だったが、日米経済対話など米国のスタンスを確認する機会を来週に控えて、「早晩ドル売りを進めるのは考えにくい」と指摘。ドル・円も「ぐいぐい下に向かっていくというよりは108円という大台くらいでちょっと踏みとどまるイメージはある」とし、北朝鮮情勢などについて「事実の見極めがしばらくは続いていく」と話した。  

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