中国の3月の輸出はドルベースで2年ぶりの大きな増加となった。世界の底堅い需要が寄与した。輸入の伸びは前月から鈍化し、貿易収支は黒字だった。

  税関総署が13日発表した3月のドルベースの輸出は前年同月比16.4%増。2月の1.3%減からプラス転換した。一方、輸入は20.3%増。2月は38.1%増だった。この結果、貿易収支は239億3000万ドル(約2兆6000億円)の黒字。人民元ベースでは、3月の輸出が22.3%増、輸入が26.3%増だった。

  税関総署のスポークスマンはこの日の記者説明会で、貿易の拡大ペースは4-6月(第2四半期)に鈍る公算が大きいと指摘。統計に添付された資料によれば、1-3月(第1四半期)の貿易は引き続き健全かつ安定していたが、これは2017年の全体像を示しているわけではない。

  1-3月の輸出は人民元ベースで前年同期比14.8%増。前年同期は4.2%減だった。一方、輸入は31.1%増(前年同期は8.2%減)。1-3月の貿易収支は4549億4000万元(約7兆2000億円)の黒字となった。

  オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)の大中華圏担当チーフエコノミスト、楊宇霆氏(香港在勤)は、1-3月の貿易統計は「中国が貿易リセッションの終わりという点で他のアジア地域にようやく追い付いた」ことを示唆していると分析。「習近平国家主席とトランプ米大統領の直接会談と電話協議を踏まえると、貿易戦争のリスクは著しく低下した」と述べた。

原題:China Exports Surged the Most in Two Years as Imports Moderated(抜粋)

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