13日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  イオン(8267):前日比4.4%安の1591.5円。12日に発表した2018年2月期営業利益計画は前期比5.6%増の1950億円と市場予想の1997億円を下回った。スーパー事業のイオンリテールやダイエーの収益構造改革を完遂するなどとした中期経営計画も公表したが、SMBC日興証券は、数値目標の発表がない上、具体的な施策に欠けると指摘。同中計を評価するのは時期尚早とした。

  ローソン(2651):5.7%安の7430円。18年2月期営業利益は前期比7.1%減の685億円の見通しと12日に発表。市場予想の742億円を下回った。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、今回の決算が株価に与える影響はネガティブと指摘。従来の既存店の質を重視した安定成長志向から量的拡大志向へ急激かつ大幅に転換した印象を強く受ける、とした。

  グリー(3632):7.6%高の764円。調査会社アップアニーによると、12日から配信を開始したスマートフォン用新作ゲーム「アナザーエデン 時空を超える猫」が、同日時点のiOSアプリ国内ランキングでダウンロード数がゲームカテゴリーで2位、全体でも6位となった。いちよし経済研究所の納博司アナリストは、ダウンロードランキングで上位にあり、アイテム課金型なので今後の収益貢献が期待されているのではないかと指摘した。
  
  サイゼリヤ(7581):7.4%高の3005円。16年9月-17年2月期営業利益は前年同期比44%増の46億3800万円だったと12日に発表した。43億円と見込んでいたゴールドマン・サックス証券は、業績は想定以上と指摘した上で、国内事業が堅調、中国事業も回復がみえつつあると評価した。会社側は17年8月通期の営業利益計画を93億円から前期比22%増の110億円に上方修正した。

  昭和電工(4004):4.9%安の1725円。岩井コスモ証券の斎藤和嘉シニアアナリストは、子会社の不正会計問題などで機関投資家を中心に同社株をポートフォリオから除外しようという動きが広がる中、北朝鮮情勢緊迫化で韓国ビジネスに不透明感が出始めているのではないか、と指摘した。同氏によると、昭電工は韓国サムスン電子向けなどに半導体材料ガスを供給、同ビジネスを拡大しようとしていた矢先だった。

  ルネサスエレクトロニクス(6723):1.3%安の1042円。JPモルガン証券は、一時停止していた同社株の調査を再開し、投資判断「中立」、目標株価1150円を付与した。一時停止前は「オーバーウエート」、目標株価800円だった。評価停止期間中の大幅な株価上昇で同社の成長力や足元の強い業績モメンタムをほぼ織り込んだと判断。成長市場である自動車向け半導体で競合するインフォニオン・テクノロジーなどと比較した株価指標面での比較から上値余地は限定的、と分析した。

  CSP(9740):11%安の1542円。18年2月期営業利益計画は前期比23%減の13億2000万円と12日に発表した。画像関連サービスの営業部門や研究開発部門の新設に加え、遠隔監視画像センターを今秋立ち上げるなどの先行投資負担を見込む。

  東洋電機製造(6505):3.8%安の1672円。16年6月-17年2月期営業利益は前年同期比71%減の2億4100万円だったと12日に発表。産業事業が73%の減益となったほか、交通事業も2.8%減益と低調だった。SMBC日興証券は、産業部門は中核となる自動車用試験機分野で厳しい状況が継続していると指摘。交通部門のJR関連の低採算、産業部門全般の改善には時間がかかる印象と分析した。

  ホギメディカル(3593):3.3%安の6750円。12日発表の18年3月期営業利益計画は前期比29%減の53億円と、市場予想の67億円を下回った。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、今回の会社計画は昨年10月に中期計画で示した目標値(56億6000万円)を下回りネガティブと指摘。17年1-3月は手術管理システムの「オペラマスター」がやや低調となったことについて、大病院での患者数が減少している可能性があり、今後の手術件数の動向に注意が必要とした。

  NIPPO(1881):2.9%安の2071円。大和証券は12日付で投資判断を「アウトパフォーム」から「中立」に引き下げた。公正取引委員会の立ち入り検査を受けている二つの案件で独占禁止法違反と判断されれば、18年3月期にも自治体からの指名停止や国土交通省からの営業停止処分を再び受ける公算が大きい、と指摘。談合リスクと原材料高を見込み、18年3月期営業利益予想を420億円から387億円に減額した。

  スター精密(7718):5.3%高の1715円。12日発表の17年2月期営業利益は前の期比37%減の36億600万円と、従来計画(33億円)を上回った。18年2月期は前期比28%増の46億円を見込む。また同時に発表した中期経営計画で21年2月期の総還元性向の目標を50%以上と設定した。従来の目標は配当性向40%以上だった。みずほ証券では前期決算、今期会社計画共に想定の範囲だが、株主還元の拡充方針は評価したいとした。

  ニプロ(8086):5.5%高の1633円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は12日付で投資判断を「中立」から「オーバーウエート」に、目標株価を1380円から2170円に引き上げた。17年3月期の第4四半期以降の為替前提を1ドル=100円から110円に見直したプラス影響を考慮したほか、医薬品受託製造事業の収益拡大を見込み、18年3月期営業利益予想を310億円から365億円に増額した。

  明光ネットワークジャパン(4668):5.3%高の1219円。16年9月-17年2月期営業利益は前年同期比31%増の20億3900万円と従来計画の13億4900万円を上回ったと12日に発表。主力の明光義塾で在籍生徒数が改善、国際人材開発など前期から連結化した子会社の業績も上乗せされた。17年8月期営業利益計画は前期比18%増の25億6000万円で据え置き。

  コメダホールディングス(3543):5.2%高の1899円。17年2月期営業利益は前の期比5%増の68億8500万円だったと12日に発表。8月に北海道に初出店、11月には九州全県出店を果たすなど全国に「コメダ珈琲店」を71店、喫茶「おかげ庵」を1店新規出店した。18年2月期営業利益は前期比5.2%増の72億4300万円を見込む。
  
  イオンモール(8905):4.4%高の1938円。18年2月期営業利益計画は前期比11%増の500億円と12日に発表した。年間配当は前期から5円増の32円と見込んだ。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、配当性向を25%に引き上げ、今期増配を計画している点はポジティブと評価。前期決算についても海外事業が会社計画を上回り営業利益改善を達成した点も軽微だがポジティブと指摘した。

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