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米国株:続落、決算や地政学リスクを警戒-IT株指数は9日続落

更新日時

12日の米株式相場は続落。決算発表や地政学動向への注目が高まっている。トランプ米大統領はイエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長の再指名について含みを持たせた。

  ハイテク株への圧力が強まっており、S&P500種株価指数のセクター別では情報技術(IT)株指数が9日連続で下落。

  ベスポークの共同創業者、ポール・ヒッキー氏は12日付のリポートで、「セクター別のデータが公表されるようになった1989年後半以降、IT株指数が9日以上連続で下げたのは他に3回しかない。その3回のうち、10日以上だったのは2012年5月の1回だけだが、その際は12日連続だった」と指摘した。

  S&P500種株価指数は前日比0.4%安の2344.93で終了。ダウ工業株30種平均は59.44ドル(0.3%)安の20591.86ドルで終えた。

  S&P500種が50日移動平均を下回って終えたのは昨年11月8日以来。

Dipping Below the Average

  S&P500種の11セクターのうち7セクターが下落。素材と資本財株の下げも目立った。ヘルスケア株はほぼ変わらずだった。一方、国債相場の上昇を背景に公益株や生活必需品、通信サービス株は上げた。

  S&P500種は3月上旬に最高値を更新して以降、上昇を維持するのに苦戦しており、1%を超える変動は過去3週間ない。

  シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー指数(VIX)は4営業連続で上昇し、15.5となった。前日は地政学面での緊張の高まりを背景に米大統領選以降で最高を付けていた。

  S&P500種の構成銘柄ではHPインクとタイソンの上げが目立った。

  トランプ大統領は12日の米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)のインタビューで、低金利政策が望ましいと発言したほか、イエレン議長については「好感を持っており」、「尊敬している」と述べた。イエレン議長の再指名については決めていないと述べた。
  
  大統領は中国を為替操作国に認定しないことを明らかにしたほか、ドルが強くなり過ぎているとも指摘した。
  
  ティラーソン長官はロシアのラブロフ外相、プーチン大統領とモスクワで会談。トランプ政権はシリアのアサド政権による化学兵器使用をクレムリンが隠そうとしていると非難している。
  
原題:U.S. Stocks Fall as Geopolitical Questions Mount, Bonds Rally(抜粋)
MARKET WRAP: U.S. Stocks Drop as European Equities Close Higher(抜粋)

(第1段落と第5段落以降を追加し、更新します.)
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