伊プラダ:通期利益はIPO以降で最小-業績改善に自信示す、増配へ

イタリアの高級ファッションブランド、プラダの通期利益は2011年の新規株式公開(IPO)以降で最低となった。ただ、アジアで落ち込んだ高級品需要が回復の兆候を示しており、業績回復への自信を示した。

  同社の12日発表によると、2017年1月期の純利益は前年比16%減の2億7830万ユーロ(約324億円)。アナリストの予想平均は2億9470万ユーロだった。フランスの同業LVMHモエヘネシー・ルイヴィトンと同様、アジアと欧州の両地域で改善が見られると指摘した。

  アジアで売上高のほぼ半分を得るプラダは、同地域全体の需要後退でとりわけ影響を受けたが、1月に売り上げが上向くなど最近の数値は改善している。同社は配当を1株当たり0.12ユーロに引き上げ、これは将来的な成長への自信を示すものだと説明した。

  為替変動要因を除いたベースの下期の減収率は6%と、上期の13%から鈍化。中国本土では第4四半期の売上高は2桁の伸びで、「力強い回復」を示した。ポンド安が海外旅行客への呼び水となり英国の下期売り上げが2桁伸び、欧州でも回復の兆しが見られるという。  

  パトリッツィオ・ベルテッリ最高経営責任者(CEO)はプレゼンテーションで、「2016年が転機だ。プラダは現在、持続的成長への確固たる道筋にある」と指摘した。

原題:Prada Seeks Turnaround as Earnings Slide to Lowest Since IPO (1)(抜粋)

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