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米ウォルマート、ネット販売商品100万点を値引きへ-店舗受け取りで

  • 値引き対象は実店舗で販売されていない商品
  • 電子商取引事業でアマゾン追撃を図る

小売り世界最大手の米ウォルマート・ストアーズはオンライン限定で販売されている100万点余りの商品について、購入後に店舗での受け取りを希望する顧客に値引きを提供する方針だ。電子商取引事業で先行する米アマゾン・ドット・コムを追撃する取り組みの一環。

  発表資料によると、ウォルマートは昨年買収した電子商取引のジェット・ドット・コムに倣い、ブリタックスのチャイルドシートやレゴの玩具といったウェブ限定販売の商品約1万点をまず値下げする。この「ピックアップ・ディスカウント」プログラムは19日にスタート。その後6月末までに、売れ筋のメイン商品ではなくあまり売れないニッチな「ロングテール」商品100万点余りに対象を拡大するという。

  ウォルマートの電子商取引事業責任者を務めるマーク・ロア氏は発表資料で、商品の一括配送に同意したり、返品を控えることで顧客が割引サービスを得られるという自身がジェットで開発したビジネスモデルに言及。「簡単に言えば、店舗に運ぶ方がわれわれにとってコストは安い。顧客もこうした節約の分け前を得るべきだ」と説明した。

  ニーダムのアナリストによると、米電子商取引市場におけるアマゾンのシェアは2021年までに半分に達する見通し。現在のアマゾンのシェアは34%、ウォルマートは5%未満とみられている。

  ウォルマートの16年11-17年1月(第4四半期)のオンライン売上高は前年同期比29%増加。同四半期の業績が市場予想を上回るけん引役となった。店舗前の路上で商品を受け取る「クリック・アンド・コレクト」型の注文はこの期間に27%増えた。その中には店舗に入り、別の商品を購入する顧客もいるとロア氏は述べたが、具体的なデータは示さなかった。

原題:Wal-Mart to Discount 1 Million Online Items Picked Up in Stores(抜粋)

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