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米テスラ株主、マスク氏と関係ない取締役の追加を要請

  • 加州教職員年金基金など機関投資家、企業統治の強化求める
  • 取締役会に利益相反が浸透、独立性高める必要性-書簡

電気自動車メーカー、米テスラに有力投資家グループがイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)と関係のない取締役2人を追加するよう迫っている。テスラの株価が急騰し、時価総額で世界の大手自動車メーカーの一部を上回る中で、同社のコーポレートガバナンス(企業統治)に懸念が根強いことが示された。

  カリフォルニア州教職員退職年金基金(CALSTRS)など機関投資家は10日にテスラの筆頭取締役に宛てた書簡で、マスク氏以外の取締役6人のうち5人は、同氏と個人的もしくは仕事上の関係があると指摘。取締役選出を3年ごとではなく毎年行うことも求めた。投資家グループの運用資産合計は7210億ドル(約79兆円)。

  アントニオ・グラシアス筆頭取締役宛ての書簡は、「この取締役会に浸透した利益相反を踏まえ、取締役により高い独立性を持たせるべきだ」と指摘。「完全に独立した取締役会なら、集団的思考といった機能障害に関して重要なチェック機能になる」と述べた。

  テスラの広報担当者は電子メールで、「独立した取締役を探すことに積極的に取り組んでいる。数カ月前からで、かなり早期に新たなメンバーを発表する見通しだ」と述べた。

原題:Tesla Investors Press for Board Members Without Ties to Musk (1)(抜粋)

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