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桜満開の日本、一瞬を捉えるこつ伝授-写真撮影の前にやるべきこと

この季節、日本全国で桜が楽しむ人々であふれ、海外からの花見客も増えている。桜の撮影は、世界中のアマチュア写真家にとっても一大イベントとなりつつある。ソーシャルドキュメンタリー専門の女性写真家、深田志穂氏に桜が咲き乱れるこの時期の日本での一瞬一を上手に捉えるこつを伝授してもらった。

1.カメラ・レンズ選び

  深田氏が使うのはキヤノンの「EOS 5D Mark III」だ。人気のデジタル一眼レフカメラで、特別な撮影技術は不要。レンズについては35mm F1.4や50mm F1.2といったプライムレンズを好んでおり、35mmを使う理由は見た世界をほとんどそのまま撮し出すことができるからだと深田氏は説明する。

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新宿御苑(2017年4月4日)

Photographer: Shiho Fukada/Bloomberg

2.下調べ  

  深田氏は被写体についてできる限り事前に調べるという。例えばポートレートの撮影なら、被写体となる人物やその人が何をしてきたかについて情報を集めることが、実際の撮影に役立つと話す。桜の季節は一般的に3月末から4月半ばだが、開花状況は天候次第で、深田氏は撮影場所関連のウェブサイトで毎日の天候や何分咲きかを調べている。

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新宿御苑の桜(4日)

Photographer: Shiho Fukada/Bloomberg

3.コントラスト

  ピンク色でいっぱいになる桜の撮影は、色彩のコントラストや適正露出を考えることが重要だ。晴れた日なら、青空が薄いピンク色と素晴らしいコントラストになるという。

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目黒川沿いの桜(4日)

Photographer: Shiho Fukada/Bloomberg

4.柔軟なプラン策定

  深田氏は「動物園」のようだと笑ったが、花見客が多過ぎて、撮影に適さない場合もある。

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上野公園の花見客(4日)

Photographer: Shiho Fukada/Bloomberg

5.撮影する時間

  屋外の撮影では日光の状況、つまり天候や撮影する時間が重要だ。深田氏が特に好むのは「スイートライト」の時間。日の出や日の入りの時間だ。

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目黒川沿いのライトアップされた桜(4日)

Photographer: Shiho Fukada/Bloomberg

6.位置取り

  良い写真を撮りたければ、撮影者自身がかがんだり、高い所に上る必要があるかもしれない。最良の構図と障害物を避けるには、位置取りを工夫すべきだ。

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目黒川沿いの撮影者(4日)

Photographer: Shiho Fukada/Bloomberg

7. まずは目で見て楽しもう

  深田氏は混雑の中で桜の鑑賞を楽しむことは難しいと感じたという。驚いたのは、人々が桜を目で見て楽しむのではなく、撮影に極めて多くの時間を費やしていることだ。

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目黒川沿いで桜を撮影する花見客ら(4日)

Photographer: Shiho Fukada/Bloomberg

原題:How to Shoot Japan’s Cherry Blossoms: Tips from a Photographer(抜粋)

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