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米政府:アサド政権のサリン使用を証拠が裏付け-かばうロシアを非難

  • プーチン大統領:誤った情報を根拠にした2003年のイラク攻撃を想起
  • ティラーソン米国務長官はモスクワで12日にロシア外相と会談

トランプ米政権は、今月の民間人への化学兵器使用の背後にシリアがいたことを明確に示す証拠が得られたとした上で、ロシアは批判の矛先をそらしたり、疑念を投げ掛けたりしてシリアのアサド政権をかばおうとしていると非難した。

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モスクワに到着したティラーソン米国務長官(11日)

Photographer: Alexander Nemenov/AFP via Getty Images

  ティラーソン米国務長官がモスクワへと向かう中、ホワイトハウスは犠牲になった市民から採取したサリン使用を裏付ける証拠のほか商業衛星画像や現場報告書など、機密解除された情報資料と公開資料を基に作成した文書を11日、公表した。

  民間人への攻撃とアサド政権の役割の分析を概説した同文書は、「シリアの政権が自国民に対し、神経ガスのサリンを使って化学兵器攻撃を行ったと米国は確信している」と結論付けた。

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毒ガス使用が疑われる現場でサンプル採取をする調査官(5日)

Photographer: Omar Haj Kadour/AFP via Getty Images

  一方、ロシアのプーチン大統領は米国がシリアの化学兵器使用を非難したことについて、大量破壊兵器疑惑の誤った情報を根拠にした2003年のイラク攻撃を想起させると非難。ロシア外務省は米国が捏造(ねつぞう)された写真を基にシリア政策を決定したと批判した。

  ティラーソン長官は11日、主要7カ国(G7)外相会議が開かれているイタリアのルッカで記者団に対し、シリアの将来に関する協議で「重要な役割」を果たしたいとロシアが望むなら、アサド政権への支援を撤回しなければならないと語った。

  ティラーソン長官は12日にモスクワでロシアのラブロフ外相と会談する。米ロ関係の緊張が増す中、プーチン大統領との会談が実現するかどうかは不透明。

原題:Syria Clearly to Blame in Chemical Attack on Town, U.S. Says (1)(抜粋)

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