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金融の「天才」でも離婚時の取り分は半分-英裁判所が財産分与で判断

  • ワーク氏は元妻よりも大きな取り分を求める
  • 控訴審も「特別な貢献」の議論退ける

金融の「天才」であった自分には2億2500万ドル(約250億円)の夫婦の財産について半分以上の権利がある。元ローン・スター・ファンズの幹部、ランディ・ワーク氏のこの主張を、ロンドンの裁判所は退けた。

  同氏は婚姻の期間中の財産形成に自身が「特に貢献した」として英国の慣例である半分ずつの財産分割に異を唱えていた。

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Randy Work

Photographer: Jonathan Brady/PA Wire via AP Photos

  ワーク氏と元妻のマンディ・グレー氏はともに米国人で、20年間の結婚生活の末に離婚した。2015年の下級審の判決は財産を半分ずつ分け合うというものだった。ワーク氏の働きはあったかもしれないが、資産形成はブームの時期にそこにいたことに起因し、同氏の職業人としての能力によるものではないとの判断を示した。

  控訴審の判事もこの判断を支持し、「天才」という言葉を使うのは助けにならないと論評した。

  夫婦の財産の分与について「特別な貢献」を主張する裁判はここ15年に数件あったが、判事らは「全く例外的な」貢献と、普通のやり方でたまたま金持ちになった場合とを区別しようとしてきた。ワーク氏はファンドの日本オフィスを率いていた時に、日本のディストレスト債市場で「画期的な方法」を採用し膨大なリターンを生み出した。ワーク氏が「大成功していたことは間違いない」が、同氏がローン・スターを作ったわけではないと、判事は15年の判決を引用した。

  ワーク氏とグレー氏の弁護士に電子メールでコメントを求めたが応答は得られていない。

原題:Ex-Lone Star Funds Banker Loses $225 Million Divorce Fight (1)(抜粋)

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