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伊プラダの復活なるか、コスト削減努力に投資家注目-12日決算発表

  • プラダ株の弱気論後退、信用売り残高は浮動株の3%弱で推移
  • 思わぬ悪材料が出ればプラダの株価に打撃も
Shoppers outside a Prada store in Hong Kong.

Shoppers outside a Prada store in Hong Kong.

Photographer: Billy H.C. Kwok/Bloomberg
Shoppers outside a Prada store in Hong Kong.
Photographer: Billy H.C. Kwok/Bloomberg

イタリアの高級ファッションブランド、プラダが今週公表する通期決算では、業績回復の勢いに投資家の注目が集まりそうだ。プラダ株を巡って弱気な賭けが減り、ショートスクイーズ(踏み上げ)による株価上昇の可能性は後退している。

  プラダは為替相場変動の影響を除いたベースで通期売上高が9%減少したと報告した後、業績が1月に再び伸び始めたと説明していた。中国需要の低迷やテロ事件を受けた欧州観光の鈍化に対応している同社は、靴を中心にオンライン販売商品を増やして売り上げ拡大を図っている。

Selling Short?

  モルガン・スタンレーのアナリスト、ルイーズ・シングルハースト氏らは3月31日付のリポートで、「プラダが進めている戦略的イニシアチブに関して経営陣からの最新情報に期待している」と述べ、デジタル分野や小売りの収益性の取り組み、1年前から開始したコスト抑制プログラムに注目していることを明らかにした。

  12日の決算発表で思わぬ悪材料が出れば、プラダの株価に打撃を与えそうだ。IHSマークイットによると、プラダ株の信用売り残高は1月後半以降、浮動株の3%未満で推移しており、2014年9月に付けた13.5%から低下している。

  サンフォード・C・バーンスタインのアナリストらは3月20日付のリポートで、「ショートスクイーズによる株価下支え効果は大きく低下している」と指摘。プラダ株を計16%近く保有するマサチューセッツ・ミューチュアル・ライフとJPモルガン・チェース、ハリス・アソシエーツが保有株を減らせば大きな打撃が見込まれると予想した。プラダ株の80%はプラダ・ホールディングが保有している。

  ブルームバーグが集計した2017年1月通期業績のアナリスト予想平均は以下の通り。

  • EBITDA:6億8060万ユーロ(約800億円:アナリスト19人の予想レンジは6億6000万-7億4200万ユーロ)
  • 税引き前利益:4億2450万ユーロ(同4億700万-4億4400万ユーロ)
  • 純利益GAAP(一般会計原則)ベース:2億9460万ユーロ(同2億7700万-3億1700万ユーロ)

原題:Prada Recovery, Cost-Cutting Efforts in Focus as Bears Vanish(抜粋)

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