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バークレイズ匿名通報、CEO元JPモルガン同僚絡みか-関係者

更新日時
  • ステーリー氏の行動は公益通報者保護ルールに違反する恐れ
  • 匿名の書簡はバークレイズの採用プロセスの「妥当性」にも懸念示す

英銀バークレイズは、上級幹部の「個人的な資質」を問題視する内部通報者からの匿名の書簡を巡り、ジェス・ステーリー最高経営責任者(CEO)が対応を誤り、英当局がこの問題を調査している発表した。これは公益通報者の保護を監督当局が強化するさなかで起きた出来事だった。

  バークレイズの10日の発表によれば、取締役会メンバーと上級幹部の1人が、高職位幹部の個人的資質を疑問視する複数の書簡を受け取ったのは、2016年6月のことだ。ステーリー氏も問題を承知しており、同氏とその高職位幹部がバークレイズ以外の企業で共に雇用されていた当時、同氏自身が対応に関与したことを示唆する内容だったという。

  事情に詳しい関係者の1人は、バークレイズのグローバル・ファイナンシャルインスティテューションズ・グループ(FIG)の会長として昨年6月に採用されたティム・メイン氏が、問題の人物だと述べた。ステーリー氏の古巣である米銀JPモルガン・チェースでメイン氏も勤務していた。

  バークレイズによると、同行の採用プロセスの「妥当性」にも懸念を示した一連の書簡は、コンプライアンス(法令順守)部門に内部通報として記録された。

  取締役会に送られた書簡のコピーを提供され、他の書簡についても知ったステーリーCEOは、差出人を調査するようセキュリティーチームに要請。バークレイズによれば、問題の幹部に対する「不当な個人攻撃」だとCEOは受け止めたが、通報者を特定しようとすることは不適切だと指摘を受けた。ステーリー氏はその後、最初の書簡の差出人を割り出すようセキュリティーに再度求め、その過程でセキュリティースタッフが米国の法執行機関に接触した。

  バークレイズによると、英金融行動監視機構(FCA)は、ステーリー氏個人の行為と内部通報に関連するバークレイズの責任・統制に関する調査を進めている。FCAの報道官は、コメントを控えている。

原題:Barclays CEO Twice Sought to Uncover Whistle-Blower in 2016(抜粋)

(FCAの調査に関する情報を追加して更新します.)
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