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PIMCO:ドルへの強気な見方後退-アジア新興市場債投資を縮小

  • 市場の展開を見守るのに良い時期-スパジック氏
  • オバマケア代替、「すでに4月だが何も米議会を通過していない」

米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)が、アジアの新興市場通貨との取引でドルに対する強気を後退させている。同社は今、比較的割高だとしてアジア債券投資を縮小していることを明らかにした。

  PIMCOの新興アジア担当ポートフォリオマネジメント責任者ルーク・スパジック氏(シンガポール在勤)は先週のインタビューで、「引き続きドルのロングとなる緩やかなバイアスで、一部のアジア通貨をアンダーウエートとしている。ただ、これまでは強い確信だったが、今はそれほど強い見方ではなく、主要で中核的な強い見方ではなくなった」と述べた。

  「金利や通貨、株式のバリュエーションを踏まえると、リスクの一部を抑えるとともに、一部を現金化して各市場がどのようにして展開していくのか見守るのに全く良い時期だ」とも指摘した。

  インドやインドネシアを含む新興アジア市場の債券は先週、値下がり。1-3月(第1四半期)の資金流入がここ2年余りで最大となったことで、値上がりし過ぎたとの懸念が広がった。トランプ米政権が公約としていた医療保険制度改革法(オバマケア)撤廃・代替に向けた法整備が進まず、リフレトレードを巡る思惑も後退した。

  スパジック氏は「すでに4月だが何も米議会を通過していない。意味のある法改正の多くが2018年に影響を及ぼすことになるのかもしれない」と話した。

Rally Fades

原題:Pimco Tempers Bullish Dollar View, Says Asia Bonds Losing Luster(抜粋)

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