10日の米株式相場はほぼ変わらず。アジアや中東の地政学リスクが高まり、様子見気分が強かった。

  S&P500種株価指数は21日移動平均を上回った後に失速。このような状態は過去7営業日で6度目。S&P500種は一時2366.37まで上昇した後、上げ幅を失った。荒い値動きを背景に、シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー指数(VIX)は年初来の高水準に上昇した。

  S&P500種株価指数は前週末比0.1%高の2357.16で終了。ダウ工業株30種平均は1.92ドル高の20658.02ドルで終えた。

  エネルギー株は数少ない堅調なセクターの1つ。リビア最大の油田が再び操業停止したほか、ロシアは石油輸出国機構(OPEC)主導による減産延長を視野に入れていると示唆した。

  企業決算が新たな材料となり得る。今週からJPモルガン・チェースなど決算発表が本格化する。

  ソシエテ・ジェネラルのグローバルストラテジスト、キット・ジャックス氏は「相場を動かす主な材料として経済よりも地政学的要因が重視された。米ロ関係に緊張が走っているほか、米空母の朝鮮半島に向けての派遣などがニュースとなった」と述べ、「今週は地政学的要因や米国外でのイベントが相場を左右するだろう」と続けた。

原題:Treasuries, Oil Gain as Risk-Off Sentiment Rules: Markets Wrap(抜粋)

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