NY外為:ドル、主要通貨に対して値下がり-FRB議長が講演

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10日のニューヨーク外国為替市場では、ドルが主要通貨に対して下落した。

  ニューヨーク時間午後5時現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前営業日比0.1%低下。ドルは対円では0.1%安の1ドル=110円94銭。  

  ロンドン在勤の複数のトレーダーは、週末にイースター(復活祭)の祝日を控えていることから、市場ではポジションの積み増しというより「様子見」モードになっていると指摘。トレーダーらは、公に話すことは認められていないとして匿名を条件に語った。

  イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長はこの日、金融当局の責務は金融危機で打撃を受けた経済の修復から進展の維持へとシフトしたとの見解を示した。

  イエレン議長はミシガン州アナーバーでの講演で、「以前は、われわれは可能な限りの活力を米経済に与えようとアクセルを踏み込まなければならなかった」が、現在は「ある程度加速」しようとしているが、「アクセルを強く踏むほどではない」と述べた。

  このほか、フランス大統領選挙の闘いが四つどもえの様相を呈し始めていることや、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が先週、量的緩和を性急に解除する必要はないとのシグナルを発する中、ユーロの見通しは不透明な状況が続いている。

  ドルの対円相場は、アジア時間帯は上昇していたが、米国時間帯に入り米10年債利回りと米国株が一時、この日の最低水準に下げる中で反転した。  

原題:Dollar Remains Near Session Low as Market Looks to Yellen Speech(抜粋)
原題:Yellen Says Fed’s Focus Has Shifted to Sustaining Economic Gains(抜粋)

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