米銀ウェルズ・ファーゴの取締役会は、ジョン・スタンプ前最高経営責任者(CEO)から2800万ドル(約31億円)を回収し、コミュニティーバンキング部門の元責任者、キャリー・トルステッド氏に対する約4700万ドル相当の株式オプション報酬を取り消した。顧客口座の無断開設を10年以上にわたり野放しにし、経営管理を怠った経営陣に含まれると判断した。

  社外取締役で構成する小委員会の6カ月に及ぶ調査結果が10日発表になった。それによると、経営陣は解雇した何千人もの従業員を素行不良として扱い、取締役会が疑問を呈するとその重大性を曖昧にした。発表文では、厳しい批判の矛先の多くを従業員が顧客口座を無断開設した部門の責任者だったトルステッド氏に向けている。同氏は約1900万ドルの報酬を辞退し、昨年退社した。

  報告書は「トルステッド氏は販売慣行問題を自ら上層部に上げたことはなく、そうするように求められると、同氏とコミュニティーバンキング部門は、一般化された不十分で、しかも多くに誤解を招くとみなすような報告書を提出した」と指摘している。

原題:Wells Fargo Board Claws Back $28 Million More From Ex-CEO (2)(抜粋)

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