10日の欧州株式相場はほぼ変わらず。指標のストックス欧州600指数は前週末まで4営業日続伸していた。一方、フランス大統領選を巡る最新の世論調査で、極左のジャンリュック・マランション候補の支持率上昇が示されたことを受け、同国のCAC40指数は下げた。

  ストックス600指数は前週末比変わらずの381.25で終了。CAC40指数は0.5%下落。大統領選の第1回投票まで2週間足らずの段階で政局を巡る懸念が再燃し、幅広い資産クラスが売られる展開となった。政治リスクに敏感な南欧市場も圧力を受け、スペインのIBEX35指数は0.9%、イタリアのFTSE・MIB指数は0.5%それぞれ下げた。

  フランス国債はこの日下落し、ドイツ国債に対する上乗せ利回り幅(スプレッド)は2月以降の最大に広がった。オピニオンウェイの日次世論調査によれば、第1回投票でのメランション氏の支持率は2ポイント上昇し18%となった。

  ブラックロックのロンドン在勤グローバル最高投資ストラテジスト、リチャード・ターニル氏は10日のリポートで、「政治的な不透明感でリフレ取引を足踏み状態にしている可能性があるが、マクロ経済が最終的により重要視されるだろう」とし、「米株はリフレ局面の成熟を完全に織り込んでいる。欧州と日本、新興市場の株式により良い機会が見いだせるだろう」と語った。

  個別銘柄では、英豪系鉱山会社BHPビリトンが2.2%上昇し、3週間ぶりの高値を付けた。エリオット・マネジメントはBHPが事業分離を進め、投資利益を押し上げるように呼び掛けた。

原題:European Stocks Steady as Investors Weigh French Election Risk(抜粋)

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