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きょうの国内市況(4月10日):株式、債券、為替市場

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●日本株続伸、イベント通過後の円軟調を好感-過度な地政学警戒薄れる

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  東京株式相場は続伸。米国の雇用統計や米中首脳会談といったイベント後の為替市場で円が下落し、企業業績の先行き不透明感が後退した。シリア情勢に対する過度な警戒も和らぎ、自動車など輸出株、鉄鋼など素材株中心に高い。米長期金利の上昇を材料に銀行、保険など金融株も買われた。

  TOPIXの終値は前週末比9.88ポイント(0.7%)高の1499.65、日経平均株価は133円25銭(0.7%)高の1万8797円88銭。

  アリアンツ・グローバル・インベスターズ・ジャパンの寺尾和之最高投資責任者は「米雇用統計の雇用者数では弱めの数字が出たものの、天候による一時的要因としてマーケットは額面通りに受け止めていない」と指摘。米国が完全雇用に近づいているという解釈なら、「賃金は上がる方向で、金利先高観は残る」と話した。重要イベントを通過し、「さえない米指標もそれなりに織り込まれたことで、今週の日本株は底堅い動きになる可能性がある」とみている。

  東証1部33業種は鉄鋼や銀行、その他金融、非鉄金属、保険、機械、輸送用機器など27業種が上昇。鉱業、食料品など6業種は下落。売買代金上位では、米社と創薬共同研究開発契約を結んだペプチドリームがストップ高。マッコーリーキャピタル証券が投資判断を上げたタダノも急伸、東芝やSUMCO、セブン銀行、IHIも高い。半面、2018年2月期営業利益計画が前期比8.4%減の久光製薬は急落し、塩野義製薬やコカ・コーラボトラーズジャパンも安い。

  • 東証1部の売買高は17億3234万株、売買代金は1兆9300億円、代金は前週末に比べ3割減少した
  • 値上がり銘柄数は1405、値下がりは504

●債券下落、米金利上昇や株高・円安が重し-地政学リスクで下値限定的

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  債券相場は下落。前週末の米長期金利上昇の流れを引き継いだほか、国内株式相場の上昇や外国為替市場での円安進行を背景に売り圧力がかかった。

  長期国債先物市場で中心限月6月物は前週末比11銭安の150円49銭で取引を開始。一時150円46銭まで水準を切り下げたが、午後に入ると2銭安まで下げ幅を縮小。結局4銭安の150円56銭で取引を終えた。

  バークレイズ証券の押久保直也債券ストラテジストは「ニューヨーク連銀総裁の発言を受けた利上げ観測の盛り返しで米金利が上昇した流れを引き継いだ上、足元で株高・円安となったことで債券は売られやすい」と説明した。「水準的にも先物と10年債の高値警戒感が強い」とし、「日銀のオペ減額も意識されて買い進みづらい」と述べた。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の346回債利回りは、日本相互証券が公表した前週末午後3時時点の参照値から1ベーシスポイント(bp)上昇の0.055%で寄り付いた。午後は0.05%で推移している。

●ドルは対円で1週間ぶり高値、米金利上昇-FRB議長講演に注目

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  東京外国為替市場のドル・円相場は上昇し、3日以来の高値を付けた。前週末のニューヨーク連銀総裁の発言を受けて米金利が上昇し、ドル買い・円売りが優勢となった流れを引き継いだ。

  午後3時35分現在のドル・円は前週末比0.2%高の1ドル=111円31銭。朝方に付けた111円01銭を日中安値に、五・十日(ごとおび)仲値公表が集中する午前10時前後にかけて上昇基調を強め、一時は111円58銭と、3日に付けた直近の高値にあと1銭に迫った。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%高の1231.18。一時1232.31と3月16日以来の高水準を付けた。

  ソシエテ・ジェネラル銀行東京支店の鈴木恭輔為替資金営業部長は「ドル・円はダドリーNY連銀総裁の発言で米金利が戻し、シリア攻撃や米雇用統計の弱いヘッドラインで110円トライを狙ったショートポジション(売り建て)がスクイーズされた。きょうもその流れで上昇した」と指摘。「111円60銭を回復できれば112円近辺までもあるが、ポジショニングはやや円ロングからほぼニュートラルといったところ。地政学リスクについては、シリアにしても北朝鮮にしても、予断を持たず今後の進展をみる局面に入っており、これはこれで動きづらい」と述べた。

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