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米国のシリア攻撃でロシアとの緊張高まる-英外相、訪ロ取りやめ

  • ティラーソン米国務長官がロシアのラブロフ外相と電話会談
  • 伊G7会合で「ロシアのアサド政権支援」を協議へ-英外相

トランプ米政権はシリアのアサド大統領が再び化学兵器を使用すれば、さらなる軍事行動も辞さないと警告している。米国が先週に巡航ミサイルでアサド政権の軍事基地を攻撃後、ロシアとの間には緊張が高まっている。

  ティラーソン米国務長官は8日、ロシアのラブロフ外相と電話会談を行い、シリア情勢について協議した。ロシア外務省がフェイスブックを通じ発表した。電話協議は米国側が求めたという。

  ホワイトハウスはシリア内戦に幅広く介入する姿勢は示唆していない。だが、欧米の対応は変わりつつあるかもしれない。

  英国のジョンソン外相はモスクワでの10日の会合に出席する予定だったが、米国側との調整後にロシア訪問を取りやめた。同相はイタリアでの7カ国(G7)外相会合でシリア危機と「ロシアのアサド政権支援」について協議する意向を明らかにした。

  ジョンソン外相は声明で、ティラーソン長官と「こうした方針の詳細について話し合った」と説明。G7会合後にティラーソン長官は予定通りモスクワを訪れ、「ロシア側に調整を重ねた明確なメッセージを伝えることができるだろう」とコメントし、ロシアに対しては「シリアに政治的解決をもたらすのに可能なあらゆる手だてを講じる」よう求めた。

  ロシア外務省のザハロワ報道官は電話インタビューで、「欧米諸国は独自の現実社会にいるようだ。一方的に共同計画を立てようとしてから、また一方的にばかげた理由をつくってそれを変更しようとしている」と主張。同報道官はこれより先に国営テレビで、米国は「最も予測不可能な国」だと断定し、米国のシリア攻撃は「内政面で最も厳しい状況に立たされた」トランプ政権による「自己肯定」だと述べた。

原題:Trump’s Syria Missile Strike Ramps Up Tensions With Moscow (2)(抜粋)

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