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株式ヘッジファンドが13年以来の好調スタート-アジア投資が奏功

  • ロングショート戦略の1-3月期のリターンはプラス3.2%
  • ヘッジファンドの平均リターンは資産加重ベースでプラス1.7%

2016年に厳しい運用環境に見舞われた株式ヘッジファンドが今年に入って復活している。昨年は同業界からの資金引き揚げの3分の1近くが株式ヘッジファンドに集中していた。

  ヘッジファンド・リサーチ(HFR)によると、ロングショート戦略の今年1-3月(第1四半期)の運用成績は資産加重ベースでプラス3.2%と、13年以降では最も好調な1年のスタートを切っている。

  プライムブローカーのデータによると、1-3月期にロングポジションを増やした欧州や米国、新興市場での株高が運用成績に寄与した。ヘッジファンドに投資するマン・グループ傘下のマンFRMによると、フランスの大統領選挙やトランプ米大統領の政策課題、金利上昇などのリスクが運用成績に打撃を与える恐れもあるが、同時に利益を上げるチャンスにもなるという。マンFRBは4月4日付のリポートで、「ヘッジファンドにとっては多数の心地よい潜在的チャンスとマクロ経済リスクが存在する」と指摘した。


株式ヘッジファンドがリード

総合指数1.7%
株式ヘッジ指数3.2%
イベントドリブン指数2.7%
マクロ指数0.5%
レラティブバリュー指数1.9%

出典:ヘッジファンド・リサーチ:指数は資産加重ベース

  米国株は1-3月期に大幅上昇し、S&P500種株価指数のリターンはプラス6.1%。ブルームバーグが追跡する主要16通貨はそろってドルに対し上昇した。ユーロ・ストックス50指数はプラス約7%、MSCI新興市場指数はプラス11%と、12年以降で最高のリターンだった。

  新興市場に賭けた株式・マクロ運用者は、企業収益見通しが改善し、先進国をしのぐ経済成長を遂げる新興国の資産価格上昇から収益機会を得た。MSCI中国指数は1-3月期に13%上昇し、中国に重点的に投資するファンドの成績を後押しした。

原題:Equity Hedge Funds Best Start Since 2013 Fueled by Asia Wagers(抜粋)

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