米原油の買い越しが増加に転じる-夏季のドライブシーズンに期待

  • 資産運用会社によるWTI買越残高は6週間ぶりに増える:CFTC
  • ガソリンの買越残高は59%増加、製油所稼働率は約3カ月ぶり高水準

夏の到来は数カ月先かもしれないが、原油投資家は既に米国のドライバーによる需要が市場の再均衡の一助となると期待している。

  ドライブシーズンの到来で原油供給の過剰が緩和されるとの見方から、ヘッジファンドによるウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油の買越残高は、米国の在庫が増えたにもかかわらず6週間ぶりに増加に転じた。米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによれば、ガソリンの値上がりを予想する買い越しは昨年以降で最大の増加を示した。

  夏季の需要拡大に備え、米国の燃料生産会社は例年、この時期に原油処理量を増やす。各社が既に原油処理を増やしている兆しが示される中、米政府のリポートでは製油所の稼働率が約3カ月ぶりの高水準に達していることが示された。国外の石油精製会社による米国産原油の需要も増えつつある。米国勢調査局のデータによれば、中国がカナダを抜き、米国産原油の最大の購入国となる中、米国の2月の原油輸出は過去最高水準に達した。

  CFTCによれば、資産運用会社によるWTIの買越残高は4日終了週に9.2%増加。それまでの5週間で41%減少していた。ガソリンの買越残高は59%増え、昨年12月以降で最大の伸びを示した。

原題:Summer Driving Expectations Get Oil Investors Excited Again(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE