近年の米自動車産業は低金利で審査の甘いローンでウォール街に依存してきたが、最近ではそうもいかないようだ。

  返済遅延が増え金利も上昇する中で、金融機関は新車購入ローンの審査を厳しくしている。販売台数の減少と在庫増加、中古車の供給だぶつきで苦しむ自動車業界に、新たな重荷となりつつある。コネティカット州スタンフォードで自動車業界コンサルタントを務めるマリアン・ケラー氏は、「業界はここ数年、楽しいパーティーのようだった」と語り、「金融機関は今、基本に立ち戻った」と続けた。

  当然の結果だとの指摘は多い。一つには、サブプライム自動車ローンの返済遅延率が2008年の金融危機後にみられた高い水準に上昇していることがある。自動車ローン全体を見ても、遅延は増えている。米連邦準備制度理事会(FRB)の統計によると、少なくとも30日の遅延は昨年12月に233億ドル(約2兆5800億円)となり、前年同月比で14%増加した。

原題:Wall Street Hands Automakers Another Problem, in the Loan Market(抜粋)

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