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米国債(7日):下落、NY連銀総裁の金利正常化に関する発言で

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7日の米国債市場では、5年債を中心に利回りが上昇。ニューヨーク連銀のダドリー総裁が、当局のバランスシート縮小開始後に短期金利の正常化を休止した場合、その休止期間は極めて短いものになると強調したことが背景にある。

  ダドリー総裁はこの日、国債の上昇とイールドカーブ(利回り曲線)のスティープ化をもたらした3月31日の自身の発言について、一部で「誤って解釈された」とし、意図を明確にしようと試みた。朝方には3月の米雇用統計では非農業部門雇用者数の伸びが市場予想を下回ったことに反応し、米国債利回りはこの日の最低水準に下げる場面があった。ただその後、市場の注目は失業率が2007年以来の水準に下げたことに移り、利回りは急速に戻した。

  ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは前日比4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.38%。

  5年債と30年債の利回り差は108.7bp。雇用統計の発表後には一時115bpに拡大する場面もあった。

  ダドリー総裁は、当局がバランスシート縮小を開始すれば短期金利の正常化を休止する可能性があるとした3月31日の発言について、「先週の私の発言は一部で誤って解釈された。私は短い休止と述べた。休止というのは既に非常に短い意味があり、短い休止というのはさらに短いと思う」と述べた。

  さらに「恐らくはバランスシートに関する決定を下す際、その決定が考えていたよりも大きなものにならないよう、念のために短期金利に関する決定を見送っておいた方が良くなることはあり得る。だから私は『短い休止』という言葉を強調したい」と語った。

  ゴールドマン・サックスは6月の利上げ確率を70%と、従来の60%から引き上げた。ヤン・ハッチウス氏らエコノミストはリポートで「失業率の急低下と、雇用者の基調的な増加ペースになお労働市場から余分なスラック(たるみ)を取り除くだけの力強さがあること」が確率引き上げの根拠だと説明した。

原題:Treasuries Fall After Fed’s Dudley Downplays Meaning of Pause(抜粋)
原題:Dudley Emphasizes Concept of ‘Little Pause’ on Short-Term Rates(抜粋)

(第4段落以降を追加し、更新します.)
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