7日のニューヨーク外国為替市場ではドルが上昇。利上げペースに関するダドリー・ニューヨーク連銀総裁の発言が材料視された。3月の米雇用統計を受け、ドルは一時下落する場面があった。

  ドルは主要通貨の大半に対して上昇。雇用の伸びは軟調だった一方、失業率は予想外に低下し、ほぼ10年ぶりの低水準となった。ドルは米10年債利回りの上昇にもつられた。

  ダドリー総裁は当局がバランスシート縮小を開始すれば短期金利の正常化を休止する可能性があるとした3月31日の発言について、「先週の私の発言は一部で誤って解釈された。私は短い休止と述べた。休止というのは既に非常に短い意味があり、短い休止というのはさらに短いと思う」と述べ、「短い休止」を強調した。

  ニューヨーク時間午後5時現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.3%上昇。ドルは対円で前日比0.3%高の1ドル=111円09銭。対ユーロでは0.5%高の1ユーロ=1.0591ドル。

  米労働省が発表した3月の非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比9万8000人増。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は18万人増だった。前月は21万9000人増(速報値23万5000人増)に下方修正された。  

  一方、家計調査に基づく3月の失業率は4.5%と、前月の4.7%から低下し、2007年5月以来の低水準。

  サクソ銀行(デンマーク・ヘレルプ)の為替戦略責任者、ジョン・ハーディー氏は「市場は雇用情勢についていきなり心配し始めているわけではない」とし、米金融引き締めの緩やかな軌道に注目していると述べた。

原題:Dollar Extends Gains on Dudley Comments After Mixed Jobs Report(抜粋)

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