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NY連銀総裁:ボルカー・ルールなど重要な銀行規制の再考を支持

米ニューヨーク連銀のダドリー総裁は、金融危機の発生から10年近くが経過したとし、ボルカー・ルールや連邦準備制度理事会(FRB)の年次ストレステスト(健全性検査)といったウォール街の金融機関に対する重要な規制を再考する時期にきているとの認識を示した。

  総裁は7日、ニューヨークで講演。事前に配布された原稿によると、「規制体系に加えられた変更に批判的な目を向けるのは全く適切なことだ」と指摘。規模の小さめな金融機関に対する規制緩和の可能性は出発点の一つだとした上で、より規模の大きい金融機関に影響を及ぼし得る変化についても容認する考えを示唆した。

  ダドリー総裁は、自己勘定による投機的取引を制限するボルカー・ルールでは、値付け業務と自己勘定取引の間の線引きが「必ずしも明確ではない」と指摘。よってウォール街のトレーディングデスクの裁量を拡大するのは理にかなっているかもしれないと述べた。 

  このほか、総資産が500億ドル(約5兆6000億円)を超える銀行への厳格な検査を定めたドッド・フランク法(米金融規制改革法)の重要規定の見直しについてオープンな姿勢を示した。総裁は、この500億ドルの基準を「大幅」に引き上げることはあり得ると述べた。

原題:New York Fed’s Dudley Supports Reconsidering Key Banking Rules(抜粋)

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