コンテンツにスキップする

フォックスの英スカイ買収、EU当局が認可-英政府は5月に判断示す

  • 117億ポンドのスカイ未保有株買収で、競争上の障害認めず
  • FOXニュースのセクハラ問題めぐる不確定要素、投資家らは危惧

ルパート・マードック氏率いる米総合メディア企業、21世紀フォックスは、英スカイの未保有株を117億ポンド(約1兆6070億円)で取得する計画について、欧州連合(EU)から無条件で認可を得た。ただ、FOXニュースのセクシュアルハラスメント問題が広がりをみせる中、スカイ買収が成功するかどうかについて懸念が強まっている。

  EUの行政執行機関である欧州委員会は7日に電子メールで配布した声明で、フォックスによるスカイの未保有株取得について競争上の障害はないとの判断を下した。両社が競合するのはテレビ向けコンテンツ取得と有料テレビ番組の配信に「限定」されていると説明した。

  スカイ買収案は英国ではメディアを規制・監督する放送通信庁(Ofcom)からメディアの複数性や放送基準について厳しい課題を突きつけられる可能性がある。Ofcomはまた、フォックスによる買収後にスカイが放送権を維持するのに「適格」かどうかについても判断する。5月16日までに政府に提出される報告書を受け、ブラッドリー文化・メディア・スポーツ相が最終判断を下す。

  米紙ニューヨーク・タイムズは1日、FOXニュースの人気番組の司会者ビル・オライリー氏から言い寄られた、あるいはわいせつな言葉を浴びせられたと主張する女性5人が、提訴や口外をしないことを条件にFOX親会社の21世紀フォックスやオライリー氏から支払いを受けたと報道。こうした疑惑が判断に影響を及ぼす可能性がある。

原題:Fox-Sky Deal Clears EU Hurdle Ahead of U.K. Report in May(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE