英国:製造業と建設業、2月は予想に反し縮小-減速の兆候増える

  • 天候要因で鉱工業生産が落ち込む
  • 貿易赤字は拡大、1-3月成長への貢献望めず

英国では2月に製造業と建設業の活動が予想に反して縮小した。1-3月(第1四半期)に同国経済が勢いを失った兆候が増えた。

  英政府統計局(ONS)が7日発表した2月の製造業生産指数は前月比0.1%低下。エコノミスト予想は0.3%上昇だった。鉱工業生産生産指数は0.7%低下した。季節外れの暖かさでエネルギー需要が減少したためだ。建設業は1.7%低下と、約1年ぶりの大きな落ち込みを記録。エコノミストらは0.1%上昇を見込んでいた。

  鉱工業生産と建設業は依然として1-3月期の成長に幾分プラス寄与する公算が大きいものの、昨年10-12月(第4四半期)の景気拡大のけん引役だった貿易は貢献しない見通しだ。

  2月の貿易赤字は36億6000万ポンド(約5030億円)に拡大。輸出が前月比0.1%減った一方、輸入は1.2%増えた。

  インフレ加速で消費者の購買力が低下するとともに、いよいよ始まる欧州連合(EU)離脱交渉が投資見通しを曇らせ、英経済を巡る状況は悪化している。イングランド銀行(英中銀)金融政策委員会(MPC)のブリハ委員は今週、過去最低にとどまっている政策金利の引き上げを急がない考えを示唆した。

原題:U.K. Manufacturing, Construction Point to Loss of Momentum(抜粋)
U.K. Feb. Industrial Output Falls 0.7% M/m; Med. Est. 0.2% Rise(抜粋)U.K. Feb. Construction Output Falls 1.7% M/m; Est. +0.1%(抜粋)

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