任天堂:スイッチ発売1カ月、好発進に高まる期待-株上昇Wii以上

任天堂が新型家庭用ゲーム機「スイッチ」を発売して1カ月。アナリストが相次ぎ目標株価を引き上げるなど、業績改善への期待が高まっている。ブルームバーグのデータによると、ゲーム機発売後の同社の株価上昇率は、1億台を売る大ヒットとなったWiiを上回った。

  ゲーム専門誌「ファミ通」によると、スイッチは国内で発売日の3月3日からの1カ月で推定55万6633台を販売した。前回の「Wii(ウィー)U」の22日間で63万台、その前の「Wii」が29日間で117万台(任天堂調べ)に比べ少ない。

  出足の鈍いスイッチの売れ行きについてアナリストらは、年末商戦に当たらなかったことや供給不足が原因とみている。しかし、市場の期待は大きいようだ。ブルームバーグのデータによると、日経平均株価変動の影響を除いた発売23日後の株価はスイッチの20%上昇に対し、Wiiが8.9%の上昇、WiiUが29%の下落だった。

  スイッチ発売前後だけの任天堂株の動きを抜き出してみると、4月6日の終値は2万6370円と発売前日の3月2日の2万2875円から約15%の上昇だった。

  ジェフリーズのアツール・ゴヤールアナリストは5日付リポートで、オークションサイトでスイッチは米国で定価の40ー100%、日本では8-70%上乗せして販売されているとし、「あり得ないほど強い需要がある」と指摘した。

  SMBC日興証券、みずほ証券など3社が発売後に目標株価を引き上げた。SMBC日興の前田栄二シニアアナリストは、5日付リポートでスイッチについて「順調な立ち上がりで事前の懸念は払拭された」とし、目標株価を従来の2万2000円から2万5500円に上げていた。

  任天堂アメリカは発売から2日間のスイッチの米国での売上げについて、「自社の家庭用ゲーム機として過去最高を更新した」としている。広報担当者が事実を確認した。

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