コンテンツにスキップする

トランプ政権、対シリア軍事行動の可能性示唆-化学兵器攻撃の疑いで

  • 軍事的選択肢を検討、巡航ミサイルなど使用の可能性も-米当局者
  • マケイン上院軍事委員長:シリア空軍の滑走路空爆を

米国は6日、シリアで行動を取る可能性を示唆した。トランプ大統領は5日、シリアで多数の民間人が殺害されて国際的な非難を集めた化学兵器を使用したとみられる攻撃について、「越えてはならない一線」を越えるものだと述べていた。

  米当局者の1人が匿名を条件に明らかにしたところによれば、国防総省はシリアに対する複数の軍事的な選択肢を積極的に検討している。別の米当局者の話では、米国はシリアの軍事施設などを標的に、巡航ミサイル「トマホーク」などスタンドオフ兵器を使う可能性がある。

1491506523_trump-homepage

大統領専用機内で記者団の質問に答えるトランプ大統領

Bloomberg

  3人目の米政権当局者によると、トランプ大統領はシリアでの攻撃と米国による対応の選択肢を巡り、マティス国防長官やティラーソン国務長官、ポンペオ中央情報局(CIA)長官、マクマスター大統領補佐官(国家安全保障担当)と議論した。大統領は議論を拡大する計画という。

  外部団体がサリン使用の疑いがあるとしたシリアでの4日の攻撃に関し、ティラーソン長官は「重大な問題であり、本格的な対応が必要だ」と語った。

  ティラーソン長官は6日、フロリダ州パームビーチで記者団に対し、同盟を動員してシリアのアサド大統領を退陣させるための「措置が進行中」だが、そうした取り組みは同国で過激派組織「イスラム国(IS)」を打破し、同国が多少の安定を回復した後になる可能性が高いとの見解を示した。

  ホワイトハウスのスパイサー報道官は6日、トランプ大統領が「多数の選択肢を提示されている」ことを明らかにし、大統領が民間人保護のための「安全地帯」設置の可能性について他の指導者らと話していると説明した。

  アサド大統領追放を長年主張してきたマケイン上院軍事委員長(共和)は、シリア空軍機が離着陸できないように滑走路を空爆すべきだとの考えを示した。その場合、米国はロシア軍と直接対立する恐れがある。上院外交委員会のコーカー委員長(共和)は、アサド政権を擁護するロシアのプーチン大統領にさらに圧力をかけるべきだ指摘した。

  「何らかの対応が必要だ」と記者団に語ったコーカー委員長は、その後、CNNとのインタビューで、トランプ大統領が「発言のトーンを抑える」とともに、軍事を含む顧問の助言をよく聴くべきだと話した。

原題:Trump Signals Possible Military Response to Syria Gas Attack (3)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE