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出口議論に終止符打ちたいドラギ総裁、待ったをかけるバイトマン氏

  • ECBの政策スタンス、変更するべき時ではない-ドラギECB総裁
  • 正常化をめぐる議論は正当なこと-独連銀のバイトマン総裁

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は、出口戦略を巡る議論に6日に終止符を打てるものと思っていたかもしれない。それは簡単ではないことは、すぐに判明した。

  ドラギ総裁はフランクフルトでの講演で、ECBが計画より早く引き締めを開始するとの臆測や、いずれ迎える刺激策解除への道筋についての疑念を払しょくしようとした。しかし3時間もたたないうちにドイツ連邦銀行のバイトマン総裁が、ECBフォワードガイダンスについて議論することは正当だと発言し、問題を蒸し返した。

  現在のECBガイダンスは量的緩和(QE)を今年いっぱい続け、QE終了後も相当期間は低金利を維持するというものだ。ドラギ総裁はこれまで一貫しているこのガイダンスから「離れる理由は見あたらない」と述べた。「インフレ見通しに関するわれわれの認識を大きく変えるような証拠は見られない。インフレ見通しは依然、かなり著しい度合いの金融緩和を前提としている」と話した。

  一方バイトマン氏はベルリンで、「ユーロ圏の持続的で力強い景気回復と物価圧力上昇の見通しを踏まえ、金融政策の正常化をいつ検討するべきか、それに沿ってあらかじめコミュニケーションをどのように調整すべきかを話合うのは正当なことだ」と述べた。

"A reassessment of the current monetary policy stance is not warranted at this stage:" ECB’s Mario Draghi.

Source: Bloomberg)
ECB Tones Down Expectations

原題:Draghi Struggles to Shut Down ECB Debate Weidmann Wants to Have(抜粋)

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