フランス大統領選挙の候補、フランソワ・フィヨン元首相はテレビ放映された4日夜の討論会後最初の世論調査で、幾分か名誉を挽回した。同氏は選挙運動中に自身を窮地に追い込んだ法的問題について、画策した黒幕に復讐すると宣言した。

  6日に公表されたエラブの週間調査で、フィヨン氏の支持は前回から1ポイント上昇し19%。23.5%で並ぶマクロン前経済相とルペン国民戦線(FN)党首にまだ及ばないが、5月7日の決選投票に進出できる可能性は2月半ば以降で最高となった。1月下旬に家族に絡む公金流用の疑いが報じられるまでは、フィヨン氏は次期大統領の最有力候補だった。

Francois Fillon on April 5.
Francois Fillon on April 5.
Photographer: Chesnot/Getty Images

  フィヨン氏は6日、ラジオ局フランス・アンテルとのインタビューで、対立候補のルペン氏とマクロン氏を批判したが、選挙戦の最中に検察に自身を訴追させるよう画策した陰謀の黒幕を激しく攻撃した。「事件は作られたものだ。私はそれを証明してみせる」と言明。「私は眠れない夜をすごしたが、この事件の黒幕も眠らせはしない」と語った。同氏はインタビュー中、オランド大統領が検察の捜査の後ろにいるとの考えを繰り返した。ルフォル政府報道官は、フィヨン氏の発言は「誹謗(ひぼう)中傷」であり、司法は独立していると、フランス・アンフォの問い合わせに答えた。

  フランス大統領の直接選挙が始まって半世紀、フィヨン氏が代表する中道右派が決選投票に進まなかったことは一度もない。  

原題:Fillon Catches Up in French Poll as He Vows Revenge on Enemies(抜粋)

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