中国が国債・公債発行の工夫を重ねており、公的債務の実態が見えにくくなっている。

  中国は財政赤字の水準目標を国内総生産(GDP)の3%としているが、これには全ての公債が含まれているわけではない。中国で「専項債」という名称で知られる簿外の債券は除外されている。専項債の発行は2015年の8倍に膨らんでいる。

  省などの地方当局は、高速道路や鉄道などの建設事業向けの資金確保のため、8000億元(約12兆8200億円)規模の専項債を今年発行することを承認している。UBSグループとオックスフォード・エコノミクスによれば、こうした債券の発行を含めれば、中国の財政赤字はGDPの4.3%相当に達する。

  ラボバンク・グループの金融市場調査責任者マイケル・エブリー氏(香港在勤)は、簿外資金で成長と雇用を支えることはできるが、安定的な景気拡大時よりリセッション(景気後退)時により適した「古き良き刺激策」にすぎないと指摘。「持続不可能だ。今しばらくはいいだろうが、最終的にハッピーな落ち着き先は見込めない」と述べた。

原題:China’s Debt Puzzle Grows Complex as ‘Off-Book’ Bonds Surge (1)(抜粋)

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