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フィンテック買収を計画、世界の金融機関の半数近く-PwC調査

  • 期間は向こう3-5年、10社中8社が戦略的提携を予想
  • BNPパリバが今週合意の買収案件はフランスで過去最大規模

インターネットを通じ借り手と貸し手を結び付けるピア・ツー・ピア(P2P)業者やデジタルマネー送金プラットフォームを手掛ける企業など、テクノロジーを活用して金融の世界を変えようとする新興企業に対して大手銀行はかつて、冷たかったかもしれない。だが今や、こうしたフィンテック企業を買収したがっている。

  プライスウォーターハウスクーパース(PwC)の6日のリポートによると、世界の金融サービス会社の50%近くが3-5年以内のフィンテック企業買収を計画。また、10社中8社が戦略的提携を予想している。

  同社でフィンテック分野の欧州・中東・アフリカ責任者を務めるスティーブ・デービーズ氏はこの結果について、フィンテックが新たなディール合意の局面に移りつつあることを示しているとみる。発表文で同氏は「フィンテックにおける協力は最新流行に乗るということではなく、ビジネス戦略の実現、最終的には顧客への対応改善で最善かつ最も効率的な方法を探し出すことだ。金融サービス業界はフィンテックを受け入れた」と説明した。

  イノベーションを望む気持ちと同様に、不安感も金融業界のリーダーらを突き動かしているかもしれない。PwCが世界の金融サービス会社幹部1308人を対象とした調査では、5人中4人が独立系フィンテック会社に収入を奪われるとの懸念を示した。

  折しも今週フランスでは、BNPパリバがデジタル銀行のコント・ニッケルを2億ユーロ(約236億円)で買収することに合意した。パリの業界団体、ラ・フレンチ・テックの広報担当者によれば、これは同国では過去最大のフィンテック買収。今年はさらに大きな案件が期待できるという。

原題:Big Banks Poised to Scoop Up Fintech Startups, Report Finds(抜粋)

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