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米大統領:シリアの化学兵器攻撃疑惑、「一線」を越えたと非難

  • 4日の攻撃でシリア内戦への考え方変わったとトランプ大統領
  • 化学兵器使用なら廃棄合意に違反することに

トランプ米大統領は5日、シリアで化学兵器を使用したとみられる攻撃で70人以上が死亡したことで、過去6年にわたるシリア内戦への考え方が変わったと述べた。米国がシリア政府に対して行動を起こし、同国内の過激派組織「イスラム国(IS)」の拠点も対象とする可能性があることを示唆した。

  この攻撃が「越えてはならない一線」を越えたのかとの問いにトランプ大統領は、「私にとって多くの線を越えた。越えてはならい一線の先にある極めて多くの線を越えている」と発言。ヨルダンのアブドラ国王とホワイトハウスで共同記者会見に臨んだ同大統領は、「人道に対する侮辱だ。アサド政権による凶悪な行動を看過することはできない」と語った。

  人権団体や医療団体は、シリアのイドリブ県で4日に起きた攻撃で違法な化学兵器が使われた可能性を指摘。トランプ政権の虚を突いた。アサド政権が化学兵器を使用したのであれば、ダマスカス郊外で千人以上が死亡した2013年8月のサリンによる攻撃後、オバマ前米政権とロシアが仲介した化学兵器廃棄の合意に違反したことになる。

原題:Trump Warns Syrian Poison Gas Attack Goes ‘Beyond Red Lines’ (1)(抜粋)

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