米国株:下落、終盤で上げ失う-FOMC議事録や下院議長発言で

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5日の米国株は下落。取引終了前90分で、それまでの値上がり分を失った。ダウ工業株30種平均は一時198ドル上げていた場面もあったが下げに転じた。トレーダーは利上げ軌道を再考したほか、トランプ政権の税制改革の実現性を見直した。

  S&P500種株価指数は0.3%安の2352.95。ダウ工業株30種平均は41.09ドル(0.2%)安の20648.15ドル。

  終盤に入ると銀行とエネルギーが特に大きく変動した。S&P500種業種別11指数のうち金融は0.7%安、一時は1%超上げていた。11指数の中で公益事業と不動産は唯一上昇した。米連邦準備制度理事会(FRB)が5日公表した連邦公開市場委員会(FOMC、3月14-15日開催)議事録を手掛かりに米10年債利回りが低下したことが強材料だった。

  ロイター通信によると、ライアン米下院議長はイベントの質疑応答で、税制改革について医療保険制度の見直し以上に時間を要する可能性があると述べた。

  ジョーンズトレーディングのグローバル市場ストラテジスト、ユーセフ・アッバシ氏は、投資家は米金融当局が予想よりも早期に再投資を終了する可能性や、引き続き政局不安などを注視していると指摘した。 

  4月に入りS&P500種構成銘柄の予想株価収益率(PER)は17.6倍を上回ってる。MSCIオールカントリー・ワールド指数(ACWI)は同約16倍となっている。
  
原題:U.S. Stocks Reverse Gains After Fed, Ryan Comments as Bonds Gain(抜粋)

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