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NY外為:ドル下げに転じる、FOMC議事録後に上昇も続かず

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5日のニューヨーク外国為替市場ではドルが対円などで小幅安。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の公表直後にこの日の高値に上昇したが、間もなく下げに転じた。議事録では大部分の当局者がバランスシートの縮小開始につながる政策変更の年内実施を支持したことが明らかになった。

  ドルは対円で今月初めて上昇する場面もあったが、上げを失った。バランスシートに関する言及で利上げペースが弱まるとの見方が強まったことが背景にある。朝方は3月の民間雇用者数が大幅増となり、7日発表の雇用統計が経済の力強さを示すとの思惑につながり、ドルの買い材料となった。

  ニューヨーク時間午後5時現在、ドルは対円で前日比0.1%安の1ドル=110円70銭。対ユーロでは0.1%高の1ユーロ=1.0663ドル。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%低下。

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  ユーロは対ドルで100日移動平均である1.0624ドルの支持線に向けて下落したが、議事録で漸進的な利上げ見通しがあらためて示されたために戻した。

  給与明細書作成代行会社のADPリサーチ・インスティテュートが発表した給与名簿に基づく集計調査によると、3月の米民間部門の雇用者数は26万3000人増加。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は18万5000人増だった。7日発表の雇用統計で非農業部門雇用者数は18万人増が予想されているが、上振れの可能性が高まった。過去1年、ADP雇用統計と労働省発表の雇用者数の相関関係は強まっている。

  ニューバーガー・バーマンのシニア・ポートフォリオ・マネジャー兼金利世界責任者、タノス・ バーダス氏は、他の主要10通貨に対して今後3ー4年、「ドルはなお大きな上昇基調にある」と予想した。

  ドルは対円で、今週乗り換えが進んでいる行使価格111-112円の大型オプションに絡んだ売りで上昇がさらに限定的になる可能性がある。
  
原題:Dollar Declines From Highs as Fed Favors Shrinking Balance Sheet(抜粋)

(第4段落以降を追加し、更新します.)
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