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米国債:上昇、利回り差は拡大-金融当局のバランスシート計画で

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5日の米国債相場は上昇。イールドカーブ(利回り曲線)はスティープ化した。3月開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で、4兆5000億ドル(約500兆円)規模のバランスシート縮小を年内に始めることを大部分の当局者が支持したことが明らかになった。

  ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%) 低下の2.34%。5年債と30年債の利回り差は昨年9月以降で最長の5営業日連続で広がり、113bpとなった。

Getting Steep

  議事録では、「大部分の参加者は、フェデラルファンド(FF)金利の漸進的な上昇が継続すると予想し、FOMCの再投資政策の変更が年内に適切になる可能性が高いと判断した」と記された。

  バランスシートに関しては、参加者は概して米国債と政府機関保証の住宅ローン担保証券(MBS)の両方について、再投資を段階的に終了、もしくは単に終了することが望ましいとの考えを示したとされた。

  TDセキュリティーズの世界金利戦略責任者、プリヤ・ミスラ氏は「市場はバランスシートの再投資終了について、利上げ回数の減少を意味すると解釈した」と述べた。

  給与明細書作成代行会社のADPリサーチ・インスティテュートが5日発表した給与名簿に基づく集計調査によると、3月の米民間部門の雇用者数は26万3000人増加。前月は24万5000人増と、速報値の29万8000人増から下方修正された。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は18万5000人増だった。

  三菱UFJセキュリティーズのジョン・ハーマン氏はADP統計発表後のリポートで、労働省が7日発表する3月の米雇用統計について、過去の例に基づくと雇用者数は市場予想を下回るケースが多いものの、現在市場で見込まれている18万人増は悲観的過ぎるように思われると指摘した。

原題:Treasuries Rally, Yield Curve Steepens on Fed Balance Sheet Plan(抜粋)

(第4段落以降を追加し、更新します.)
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