FOMC議事録:大半が年内のバランスシート縮小開始を支持

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The Marriner S. Eccles Federal Reserve building in Washington, D.C.

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

米連邦準備制度理事会(FRB)が5日公表した連邦公開市場委員会(FOMC、3月14-15日開催)議事録によると、大部分の当局者は4兆5000億ドル(約500兆円)のバランスシート の縮小開始につながる政策変更の年内実施を支持した。

  議事録では、「大部分の参加者は、フェデラルファンド(FF)金 利の漸進的な上昇が継続すると予想し、FOMCの再投資政策の変更が 年内に適切になる可能性が高いと判断した」と記された。また「多くの参加者は、バランスシートの規模縮小は受動的かつ予測可能な方法で実施されるべきだと強調した」。

  議事録ではこのほか、ほぼ全当局者が米経済は完全雇用、またはそれに近い状態にあると判断。また投票権を持つメンバーのほぼ全員はインフレ率について、当局の目標2%になお届いていないとの認識を示した。

  インフレ率がいずれ望ましい水準を上回るリスクについては、FOMCの中で意見が割れた。一部の参加者は最近のインフレ率上昇を「過大評価すべきではない」とした一方、今年のインフレデータは予想より強いと懸念する向きも見られた。

  経済に関する議論では、多くの当局者は、ここ数カ月での株価の上昇が金融環境の緩和に寄与しているとの認識を示した。

  議事録では「一部の参加者は株価に関して、標準的なバリュエーションの指標と比較して非常に高い水準と捉えた」としたほか、「新興市場株や高利回り社債、商業用不動産といった他のリスク資産の価格もこの数カ月に顕著に上昇している」との認識も示した。

  バランスシートに関しては、参加者は概して、米国債と政府機関保証の住宅ローン担保証券(MBS)の両方について再投資を段階的に終了、もしくは単に終了することが望ましいとの考えを示した。

  また会合では、再投資を段階的に終了するのか、一度に終了するのかについても議論がなされた。段階的な終了はボラティリティーを引き起こす可能性がより低いが、投資家への伝達はより難しくなるとの見解が示された。

原題:Fed Favors Plan to Start Shrinking Balance Sheet Later in 2017(抜粋)

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