中国化工集団のシンジェンタ買収、EU当局が承認-事業売却が条件

  • 重複する製品事業を売却することで合意
  • 米反トラスト当局は4日に承認

中国化工集団(ケムチャイナ)がスイスの農薬・種子メーカー、シンジェンタを430億ドル(約4兆7700億円)で買収する計画を欧州の競争当局が承認した。前日の米国の反トラスト(独占禁止)当局による認可を受け、中国勢による外国企業買収で過去最大規模の案件が実現に近づいた。

  欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会は5日に電子メールで配布した声明で、中国化工はアダマ部門の農薬事業の「大きな部分」のほか、同部門が開発中のジェネリック農薬の一部、シンジェンタの農薬製品の幾つかとその関連資産および人材を手放すことを提案したとし、この実行が承認の条件だと説明した。

  米連邦取引委員会(FTC)は4日、中国化工とシンジェンタの統合を完了する条件として、両社に対し米国での3つの種類の農薬事業を売却するよう求めていると発表した。中国の反トラスト当局も統合計画の審査中で、両社は6月末までに完了できると見込んでいる。

原題:ChemChina Wins EU Approval for $43 Billion Syngenta Deal(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE