クレディ・スイス元トレーダーのファンド、年初来プラス20%-関係者

  • チャン氏のスプレンディド・アジア、今年1-2月成績はプラス19%
  • アジアの株式・通貨上昇への賭けが奏功、3月も好調-関係者

クレディ・スイス・グループの自己勘定部門トレーダーだったチャーリー・チャン氏が運用するマクロ・ヘッジファンドのリターンが年初来でプラス20%を超えた。事情に詳しい関係者が明らかにしたもので、アジアの株式や通貨に強気な見方が奏功したという。

  このファンドは運用資産1億2700万ドル(約140億円)のスプレンディド・アジア・マクロ・ファンドで、ブルームバーグが目にしたニュースレターによれば1-2月のリターンは19%。これに3月のリターンが加わり、年初来では20%を超えたと、関係者が非公開情報を理由に匿名で語った。

  同種のファンドでは、トランプ政権誕生でドル高に賭けたダイモン・アジア・マクロ・ファンドが損失を被っている。ユーリカヘッジ・アジア・マクロ・ヘッジファンド指数は1-2月は1%低下。

  チャン氏はニュースレターの中でどの取引がうまくいったのか具体的に挙げなかったが、税制改革など米政策を巡る不透明感がドル相場に重しとなったと記述。2月のレターで「税制改革の討議まで、市場はあと数カ月待つ必要がある」と指摘した。

  1-3月に円は対ドルで5%上昇。他のアジア通貨もフィリピン・ペソと香港ドルを除き、域内経済の見通し楽観を背景に値上がりした。株式ではMSCIアジア太平洋指数が8.8%上昇し、2012年以来のアジア株大幅高を四半期ベースで記録した。

  スプレンディド・アジア・マクロ・ファンドの昨年の成績はマイナス10%。ニュースレターによると、11年8月設立の同ファンドは初の通年取引となった12年はプラス63%の成績を残した。

原題:Ex-Credit Suisse Trader’s Hedge Fund Said to Gain 20% This Year(抜粋)

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