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クレディS経営トップ28億円短期報酬を拒否せよ-グラス・ルイス助言

  • 業務執行理事会メンバーへの短期ボーナスは「全く不適当」と指摘
  • ティアムCEOへの短期報酬417万スイス・フランも含まれる

スイス銀行2位クレディ・スイス・グループの業務執行理事会のメンバーに総額2600万スイス・フラン(約28億7400万円)を支払う短期ボーナス・パッケージを巡り、28日の年次総会で関連の議案に反対することを議決権行使助言会社グラス・ルイスが推奨した。

  グラス・ルイスは年次総会に向けた株主への助言の中で、短期ボーナスの額が「過去2会計年度に株主が被った損失を考えれば全く不適当」と思われると指摘。取締役会の報酬議案も「過剰」として拒否する一方、経営トップへの長期ボーナスと固定給は承認する姿勢を示した。

  クレディ・スイスはティージャン・ティアム最高経営責任者(CEO)の初年度の年間報酬として、短期報酬417万スイス・フランを含む1190万スイス・フランを承認するよう株主に求めている。

  スイスでは最大の銀行UBSグループが公的資金による救済を受けた2008年以降、納税者の間で気前の良い報酬パッケージが特に問題視されるようになり、上場企業は経営トップの報酬について拘束力を伴う株主投票を年1回実施し、承認を受けることが法律で義務付けられている。

  クレディ・スイスはティアムCEOの下で、業務再編と投資銀行の縮小、ウェルスマネジメント(富裕層向け資産運用)に振り向ける資本の確保に努力してきたが、市場の混乱やトレーディング損失、法的費用負担の問題で再建計画への信頼が失われ、同行の株価は昨年33%下落した。

原題:Credit Suisse Investors Advised to Reject Executive Bonuses(抜粋)

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