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【個別銘柄】ファナックやHOYA上昇、アダストリ下落、不二越高い

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5日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  ファナック(6954):前日比2.9%高の2万3185円。ジェフリーズ証券は、投資判断を「ホールド」から「買い」に、目標株価を1万8500円から2万8000円に引き上げた。国内設備投資におけるセンチメントの改善や海外での需要回復などを背景に、昨年よりも利益回復見通しの確度が高まったと指摘。2018年3月期の国内工作機械受注は前期比13%増と予想。中国の工作機械受注の持ち直しや台湾のスマートフォンのサプライチェーン拡大がポジティブサプライズを引き起こす可能性があるとみる。

  HOYA(7741):2.9%高の5439円。ドイツ証券は、目標株価を従来の4800円から6100円に引き上げ、投資判断「買い」を継続した。従来想定よりも堅調なHDDガラスサブストレートの将来性を評価。NAND供給不足の影響で同社製ガラスサブストレートを使用するHDDが好調を持続している上、当面は競合の旭硝子撤退によるシェア上昇に加え、長期的にはニアライン用HDDのガラスサブ使用も視野に入ってきたとみる。

  アダストリア(2685):5.3%安の2651円。4日発表した17年2月期営業利益は前年同期比6.8%減の149億円と、市場予想162億円を下回った。値引き販売の増加や在庫評価引き当ての影響などで売上総利益率が低下した。ゴールドマン・サックス証券は、営業利益は同証予想163億円を下回り、想定以下と指摘。販管費を織り込み同証の業績予想を減額、目標株価を3800円から3500円に引き下げた。

  不二越(6474):4.3%高の588円。16年12-17年2月期営業利益は前年同期比10%増の37億3600万円だったと4日発表した。機械工具では産業機械・電機・電子向けを中心にロボットが大きく伸長。ベアリング、カーコントロールバルブ、油圧モーターなどの需要拡大も寄与した。SMBC日興証券は、上期計画70億円に向けて堅調な進ちょくを確認したと評価。工具の回復はやや遅れているが、油圧の需要は同証想定以上に強い印象と指摘した。

  小糸製作所(7276):2.3%安の5560円。みずほ証券は、株式市場での同社の業績拡大への期待値はすでに高水準で、17年に入ってのパフォーマンスはTOPIX相対でアンダーパフォームし、中国事業や18年3月期計画に対するリスクが意識されていると指摘。業績予想を下方修正するとともに目標株価を7050円から6850円に引き下げた。ただ、LEDヘッドランプの高機能化やコスト削減効果で持続的な成長が可能とみており、中期視点では押し目買いのスタンスが有効と分析した。

  大東建託(1878):2.6%高の1万5460円。4日発表した3月の受注高は前年同月比14%減だったが、野村証券では、3月の受注としては昨年に続いて2番目に高い水準で、前年割れとはいえ健闘したと評価した。豊富な受注残を背景に18年3月期業績は好調を維持するとみる。

  CYBERDYNE(7779):2.8%高の1600円。5日付の日本経済新聞朝刊は、厚生労働省が18年度の介護報酬改定で、ロボットを導入して職員の負担を軽くする事業所に対し、介護報酬を加算することを検討すると報じた。野村証券では、仮に報道が事実ならば、特にサイバダイのロボットスーツ「HAL介護支援(腰タイプ)」の導入加速を期待するとした。

  ワンダーコーポレーション(3344):6%安の889円。17年2月期純損失は11億3000万円になったようだと発表。従来予想4億円から赤字が拡大した。キャラクター文具の在庫評価損や新星堂事業での音楽・映像ソフトの処分に伴う損失が発生。店舗の減損損失計上も響いた。25円を計画していた期末配当は10円に減額した。

  サイバーステップ(3810):5.7%高の960円。スマートフォン向けゲーム「コズミックブレイク ソラの戦団」を韓国のモビリックス社から英語、韓国語など7カ国語で4日から全世界に向けて配信を開始したと発表。提携先のモビリックス社は、世界240カ国地域に対してスマホ向けゲームの配信を手掛けておりダウンロード総数は1億超、月間利用者数は2500万以上としており、業績拡大に期待が高まった。

  しまむら(8227):3%高の1万5660円。野村証券は目標株価を1万7000円から1万8250円に引き上げ、投資判断「買い」を継続した。商品政策(MD)改革による収益改善は続くとしたうえで、「変化への挑戦」を前向きに評価した。今期は円高効果が一巡するため増益減速も、店舗改装やプライベートブランド拡販、工場集約などで増益基調が続くとみる。

  西松屋チェーン(7545):4.3%安の1235円。4日午後2時に発表した17年2月期営業利益は前の期比33%増の78億7100万円だったが、従来計画の85億2000万円からは7%強下振れた。SMBC日興証券では下期、特に第4四半期(16年12月-17年2月)に失速し営業利益は前年同期比8割減の1億円だったと指摘。会社側は18年2月期営業利益を前期比11%増の87億円1500万円と計画したが、3月の販売が低調で売り上げ面にやや不安があるとみる。目標株価を1500円から1450円に引き下げた。

  串カツ田中(3547):8.5%高の6400円。3月の既存店売上高は前年同月比5.7%増と2カ月連続で前年実績を上回った。客単価は減少したが、客数は同9.2%増と大きく伸びた。同社は関東地域を中心に大阪スタイルの串カツチェーン店を展開。

  インフォテリア(3853):3.3%高の744円。ウェブデザイン戦略のコンサルティングなどを手掛ける英ディス・プレイス社を買収すると発表。ディス・プレイス社は16年1月に米国シアトルに子会社を設立するなど英国以外でも利益が増加、インフォテリア業績への寄与を期待した買いが集まった。

  東洋電機製造(6505):400円(24%)高の2068円ストップ高で取引を終えた。東京大学大学院の研究グループと日精工との共同研究で、世界で初めて道路に敷設したコイルからインホイールモータへの走行中給電による実車での走行に成功したと5日正午に発表した。  

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