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メランション氏優勢、ルペン氏に反欧州で思わぬ伏兵-仏大統領選討論

  • ルペン党首は反ユーロの姿勢が甘いと泡沫候補から攻撃された
  • 反欧州という問題でライバルが現れたと世論調査専門家

フランス大統領選の第1回投票(23日)を控えて、全ての候補者が出席する初のテレビ討論が4日夜に行われ、極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首は、ユーロ離脱を目指すプランが甘いとフランソワ・アセリノ候補から攻撃を受けた。

  ルペン党首は今年の大統領選で、欧州連合(EU)への反対を独自の争点として掲げているが、泡沫(ほうまつ)候補と目されるアセリノ氏は、反ユーロの真の扇動家は自分だと印象付けることを目指し、ルペン氏への対決姿勢をあらわにした。

  アセリノ氏は「この討論のテーブルを囲む候補者11人のうち10人がEUを原則的に容認し、全員が再交渉を提案している。私こそが『フレグジット』、すなわちフランスのEU離脱を提唱する唯一の候補だ」と主張した。Ifopの世論調査結果によれば、アセリノ氏に対する有権者の支持率は0.5 %にとどまっている。

  一方、5月7日の決選投票でルペン氏との一騎打ちが予想されるマクロン前経済・産業・デジタル相(39)は、国民戦線の反ユダヤ主義の歴史を暗に示唆し、ルペン氏がEUを攻撃することで欧州に戦争状態をもたらす危険を冒していると批判した。

  調査会社エラブが1024人の視聴者を対象に実施した世論調査の結果によれば、今回の討論会では左翼党のジャンリュック・メランション候補が最も説得力があると受け止められ、独立系の大統領候補であるマクロン氏が21%、中道・右派陣営の候補フィヨン元首相が15%で続いた。ルペン氏への支持は11%だった。

  オピニオンウェイによる別の調査結果では、最も説得力を感じるとの回答は、メランション氏とマクロン氏、フィヨン氏がいずれも18%で並んだ。エラブの調査専門家ベルナール・サナンヌ氏は「反欧州という問題でライバルが現れたルペン氏の点数はあまり良くなかった」と指摘。フィヨン氏については「新たな弾みは得られなかった」と分析した。

原題:Le Pen Ambushed in French Debate as Macron Attacks Her Euro Plan(抜粋)

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