米FOXニュース人気番組への広告取りやめ相次ぐ-セクハラ疑惑で

  • 三菱自動車やメルセデス・ベンツが広告を停止
  • 親会社21世紀フォックスは引き続きオライリー氏を擁護

米FOXニュースを舞台とするセクシュアルハラスメント問題が広がりを見せ、同社事業への影響も拡大しつつある。

  これまでに三菱自動車と現代自動車、BMW・オブ・ノースアメリカ、ジャガー・ランドローバー・ノースアメリカ、メルセデス・ベンツの少なくとも5社の自動車メーカーや医薬品メーカーのイーライリリーとグラクソ・スミスクライン、バイエル、サノフィが、FOXニュースの人気番組「ザ・オライリー・ファクター」への広告をやめると表明した。司会者ビル・オライリー氏のセクハラ疑惑が理由。

  FOXニュースは、同番組を避けたい顧客の広告を他の番組に振り向けていると説明。広告営業担当執行副社長のポール・リッテンバーグ氏は「われわれはパートナーを尊重しており、『ザ・オライリー・ファクター』を巡る懸念に対処するため協力している」と発表資料でコメントした。

  FOXニュースのロジャー・エイルズ前会長のセクハラ問題が数カ月にわたって報道されていたにもかかわらず、同社事業への悪影響はこれまで限られていたが、相次ぐ広告取りやめで影響が表れ始めている。21世紀フォックスの株価は4日、1.2%安の31.75ドルで終了した。

  米紙ニューヨーク・タイムズは先週末、オライリー氏から言い寄られた、あるいはわいせつな言葉を浴びせられたと主張する女性5人が、提訴や口外をしないことを条件にFOX親会社の21世紀フォックスやオライリー氏から支払いを受けたと報じていた。

  オライリー氏は自身の知名度のゆえに疑惑の標的になっていると主張、FOXも同氏を擁護してきた。

  21世紀フォックスの広報担当者は先週末の発表資料で、「FOXニュースの現職・元従業員がビル・オライリー氏について懸念を提起する当社のホットラインを匿名でさえ活用しなかったという事実にもかかわらず、われわれは過去数カ月にこれらの問題を調査し、オライリー氏と話し合った」と説明した。

原題:‘O’Reilly Factor’ Advertisers Jump Ship in Blow to Fox News (3)(抜粋)

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