トランプ大統領が保有していたフェラーリ、米競売で人気薄
Hannah Elliott米フロリダ州で1日、トランプ米大統領が保有していた2007年型「フェラーリF430 F1クーペ」が競売にかけられたが最低落札価格に届かず、それを1万ドル下回る24万ドル(約2660万円)で応札がストップした。ただ競売を実施した会社はその数時間後、入札終了の「数分後に個人売買が成立」し、27万ドルで売れたとの発表文を出した。

トランプ米大統領が以前所有していた07年型フェラーリF430F1クーペ
Photographer: Dirk de Jager © 2017 Courtesy RM Sotheby’s
同社は誰が購入したかなど、この非公開での販売についての詳細を明かさなかった。もしもこの額で競り落とされていたとしたら、セミオートマチックのF430クーペとしてオークションでの過去最高落札額だった。入札前の推定価格上限は35万ドル。

トランプ大統領所有フェラーリの車検証
Source: RM Sotheby’s
V8(8気筒)エンジン、490馬力のF430だが、過去のオークション落札価格には大きな開きがある。米RMサザビーズは今年1月にパリの競売で、08年型「F430 GTC」を45万9200ユーロ(約5430万円)で販売。フロリダ州アメリア島での競売では08年型「F430スクーデリア」が18万2600ドルで落札された。ウェブでは12万1000ドルで売られたケースもある。
トランプ氏は07年にこのF430を新車で購入し、4年間保有。今回は2人目のオーナーが競売にかけていた。仮に今もトランプ氏の持ち物だったら、もっと高い値が付いていた可能性がある。

車内
Photographer: Dirk de Jager © 2017 Courtesy RM Sotheby’s
原題:Donald Trump’s Ferrari Disappoints at Florida Auction(抜粋)
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