タルーロFRB理事:ストレステストの質的審査は不要な可能性

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  • ウォール街の健全性審査の成績向上を理由に挙げた
  • 質的審査では金融機関が危機を乗り切れるかどうかが判断される

米連邦準備制度理事会(FRB)のタルーロ理事は4日、ウォール街の金融機関がFRBの年次ストレステスト(健全性審査)で最も恐れている質的審査について、段階的に廃止すべき時期かもしれないとの見解を明らかにした。質的審査では金融機関が大きな危機を乗り切れるかどうかが判断される。

  タルーロ理事は質的審査が近いうちに必要でなくなる可能性があると述べた。主要銀行の規制に関して前例のない影響力を持ってきた同理事は5日付で退任する。

  大手金融機関のストレステストの成績が向上する中、質的審査はFRBの通常の銀行監督業務に組み入れることができるだろうと同理事は指摘した。

  タルーロ氏はプリンストン大学でFRB理事として最後の講演を行い、質的審査がなくなれば自社の資本計画が異を唱えられるのではないかとの金融機関の不安は和らぐはずだと述べた。FRBは今年1月、地方銀行や一部外資系金融機関については質的審査を免除すると発表していた。

原題:Tarullo Suggests Phasing Out Key Part of Fed’s Bank Stress Tests(抜粋)

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