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NY外為:円は主要10通貨に対して全面高、リスク回避で

更新日時

4日のニューヨーク外国為替市場では円が主要10通貨全てに対して上昇。リスク回避の動きが広がり、逃避先として最も選好された。ドルは総じて高い。

  トレーダーによると、リスク回避の背景に単独の材料があるわけではないが、米貿易政策を巡る懸念の再燃など全体的な要因が影響している。難航が予想される米中首脳会談を前に、対ドルではトルコ・リラやメキシコ・ペソの下げが目立った。

  ニューヨーク時間午後5時現在、ドルは対円で前日比0.1%安の1ドル=110円74銭。対ユーロではほぼ変わらずの1ユーロ=1.0674ドル。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.2%上昇。

Joined at the Hip

  トレーダーやアナリストによれば、前日に発表された米自動車販売が予想よりも弱く、米経済成長の見通しが暗くなっているほか、政策推進や財政拡大に対するトランプ大統領の能力について不透明感が広がっている。同時にユーロにも新規材料が不足している。市場参加者はユーロ圏の政治リスクと利回り低下を注視している。ただ、欧州中央銀行(ECB)当局者はここ数日、テーパリングに関する臆測を沈めようとしており、利回りは落ち着いている。

  対円でのドルは米10年債利回りとともに下げ渋り、この日の低水準を離れた。ロンドンのトレーダーによると、ドルには110円ちょうどを控えて大口の買いが入った。

  フランス大統領選挙の候補者による討論会を控えて、ユーロの取引は低調だった。

原題:Dollar Trades Near Day’s High; Yen Wins Out Amid Haven Demand(抜粋)

(第4段落以降を追加し、更新します.)
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