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●TOPIX4カ月ぶり安値、米経済の楽観後退-景気敏感、証券下げる

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  東京株式相場は反落し、TOPIXは4カ月ぶりの安値。自動車販売の下振れで米国経済に対する楽観的な見方が後退し、米金利の低下や為替のドル安・円高推移も嫌気された。輸送用機器株のほか、鉄鋼や非鉄金属など素材株、海運株といった景気敏感セクター、証券や銀行株が安い。

  TOPIXの終値は前日比12.49ポイント(0.8%)安の1504.54と昨年12月7日以来、日経平均株価は172円98銭(0.9%)安の1万8810円25銭と1月24日以来の安値水準に沈んだ。

  ちばぎんアセットマネジメントの加藤浩史シニア・ポートフォリオ・マネジャーは、「3月の米自動車販売は弱い。米国の景気サイクルがピークに近づきつつある、との見方が一部で出ている」と指摘。機関投資家による期初の益出しとみられる売りが続き、「早めに売った方が得とみて、利益を確定する動きが強く出ている」との認識を示した。

  東証1部33業種は海運、証券・商品先物取引、非鉄、鉄鋼、輸送用機器、ガラス・土石製品、銀行など29業種が下落。石油・石炭製品、陸運、電気・ガス、パルプ・紙の4業種は上昇。売買代金上位では、メリルリンチ日本証券が上場廃止リスク高まったと指摘した東芝が大幅続落。四半期決算が市場予想を下回ったキユーピーも急落した。任天堂や日産自動車、第一生命ホールディングス、野村ホールディングス、マツダ、JFEホールディングスも安い。

  半面、今期営業利益計画が市場予想を上回ったしまむらのほか、JR東海やニトリホールディングスは高い。石川製作所や豊和工業など低位防衛関連銘柄が急伸。前日にロシアのサンクトペテルブルクで地下鉄爆発事件があり、テロの脅威や地政学リスクを材料視する動きもあった。

  • 東証1部の売買高は22億6050万株、売買代金は前日比13%増の2兆5741億円
  • 値上がり銘柄数は325、値下がりは1620

●債券上昇、新年度初の10年入札こなし買い安心感-株安・円高も支え

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  債券相場は上昇。新年度入り後で最初の10年国債入札を波乱なく通過したことで買い安心感が広がった。前日の米国市場の流れを引き継いで日本株安・円高の展開となったことも相場を支えた。

  長期国債先物市場で中心限月6月物は前日比6銭高の150円28銭で取引を開始。午後に10年入札結果が伝わると一段高となり、150円44銭まで上昇した。結局は18銭高の150円40銭と、終値ベースで4営業日ぶりの高値で引けた。

  岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、「米国の金利低下や、今日は国内で株安・円高と債券にはフォローの状況だったところに、10年債の入札をこなしたという安心感で相場がさらに上昇した」と説明。ただ、「明日は日本銀行の中期と長期ゾーンの国債買い入れオぺが予定されており、初回の額に不透明感が残る」とし、「どんどん金利が下がっていく感じでもない」と言う。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の346回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値から0.5ベーシスポイント(bp)低い0.065%で寄り付き、午後には0.06%まで買われた。

  財務省がこの日に実施した10年利付国債入札の結果は、最低落札価格が100円32銭と市場予想の中央値と一致した。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.96倍と、前回の3.74倍から上昇。小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は3銭と、前回の4銭から縮小した。

●円全面高、株安進行でリスク回避強まる-ドル・円は1週間ぶり安値

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  東京外国為替市場では円が全面高。米トランプ経済・通商政策やフランス大統領選をめぐって不透明感がくすぶる中、日本株の下落を背景にリスク回避の動きが強まった。

  円は主要16通貨全てに対して上昇。ユーロやオーストラリア・ドル、ニュージーランド・ドル、南アフリカ・ランドなどに対して昨年11月以来の水準まで円高が進んだ。ドル・円は米長期金利の低下や米国株の下落を背景にドル売り・円買いが進んだ海外市場の流れを引き継ぎ、一時1ドル=110円34銭と1週間ぶりの水準まで下落。午後4時18分現在は110円52銭前後となっている。ユーロ・円は1ユーロ=118円を割り込み、一時昨年11月22日以来の水準となる117円57銭まで円高が進んだ。

  CIBC証券金融商品部の春木康部長は、ユーロ・円の調整が深まっていることがドル・円の下げに影響している可能性が高いと指摘。「仏大統領選で本日のテレビ討論会を控えて、ルペン氏の支持率が上昇していることなどが重しになっている。基本的には目立った材料に乏しい中で、不透明感が高いがゆえのリスクオフの動きだと思う」と言う。

  豪ドル・円は1%安の1豪ドル=83円47銭まで下落。予想を上回る豪貿易黒字を受け、一時反発する場面も見られたが、オーストラリア準備銀行(豪中央銀行)の政策金利発表後に一段安となった。豪ドルは対ドルで1豪ドル=0.7562ドルと約3週間ぶり安値まで下落。

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