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バークレイズ元トレーダーは「視野狭窄」の犠牲者-弁護人が検察批判

  • SFOの主張は被告が悪いと承知していたはずだという前提に立つ
  • 金利の要請を同僚に行うことに問題があるとは知らなかったと弁護人

ロンドン銀行間取引金利 (LIBOR)操作に関与したとして起訴された元バークレイズのトレーダーの弁護人は、英重大不正捜査局(SFO)について、立件の裏付けが弱いことに捜査官が気付かない「トンネルビジョン(視野狭窄=きょうさく=)」に陥っていると3日の最終弁論で主張した。

  バークレイズの元ジュニアトレーダー、スティリアノス・ソントグラス被告の弁護人であるジョン・ライダー氏は、被告は上司の指示に従ったのであって、金利に絡む要請を同僚に行うことに問題があるとは全く知らなかったと述べた。これに対し、検察側の主張は専ら、被告が悪いと承知していたはずだという前提に立っている。

  ライダー弁護士は「ソントグラス氏に関する限り、同氏にかけられた嫌疑に反する事柄に捜査当局と検察当局が関心を持たなかったというのが実際のところ、この裁判と捜査を特徴付けるものだ」とした上で、捜査官は「視野狭窄」に陥っていたと指摘した。

  ソントグラス被告(45)とライアン・ライク被告(35)は、2005年から07年にかけてドル建てLIBORの操作を目的として他の人物と共謀した刑事責任を問われている。ライク被告の代理人であるエイドリアン・ダービシャー弁護士は、LIBOR操作で他の被告らが有罪を認定された事実を考慮しないよう陪審に求め、ライク被告やソントグラス被告が何らかの共謀に関与したという証拠の存在が以前の裁判で立証されるわけではないと訴えた。

  
原題:Barclays Traders Victims of SFO Tunnel Vision, Lawyer Says (1)(抜粋)

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