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テクノロジー株が新興市場の王者、けん引役を金融株から奪う

  • MSCI新興市場指数のテクノロジー株の比重は24%にアップ
  • サムスン電子やテンセントなどがけん引

新興市場株のけん引役の座を金融株から1-3月期に奪ったテクノロジー株には、まだまだ上昇余地があるかもしれない。

  韓国のサムスン電子や中国最大のインターネット企業などのおかげで、MSCI新興市場指数を構成する業種の一つであるテクノロジー株は1-3月に17%上昇し、5年ぶり大幅高となった。この結果、指数全体に占めるテクノロジー株の比重は24%に高まり、2004年以来初めて金融株を抜いた。

  BNPパリバ・インベストメント・パートナーズはテクノロジー株の上昇に賭けるポジションを強化。企業利益の伸びでさらなる値上がりが見込めるとみる。ソシエテ・ジェネラルも強気を維持。その背景には存在感を増す中国の消費者がリターンを押し上げ続ける状況がある。

Top of the Heap

  ソシエテ・ジェネラルのアジア株戦略責任者、フランク・ベンジムラ氏(香港在勤)は「テクノロジーは消費者関連銘柄の一部であり、消費者部門は力強い」と電話で指摘。「成長改善とインフレ高進という市場の状況があれば、ポートフォリオの中に景気循環株を多少増やして価値を高めたいだろう」と付け加えた。

  MSCI新興市場指数の中で11年以降、テクノロジー株は毎年、工業株と金融株どちらをもしのぐパフォーマンスを挙げてきた。この期間のリターンはテクノロジー株がプラス56%。これに対し、工業株と金融株はそれぞれマイナス34%とマイナス19%。同指数の中で最も比重の高いサムスン電子はプラス132%。次に比重の高い中国のテンセント・ホールディングス(騰訊)はプラス500%を超えた。

Emerging Markets' Tech Shift

  テクノロジー株が影響力を及ぼしているのは新興市場だけではない。1-3月期に米S&P500種株価指数とMSCIオールカントリー世界指数もけん引し、テクロノロジー株の上昇率はそれぞれ12%と13%だった。

原題:Tech Soars to Overthrow Financials as King of Emerging Markets(抜粋)

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